雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

僕僕先生

2010-09-01 22:15:36 | 
仁木 英之
新潮社
発売日:2006-11-21


仁木栄之著"僕僕先生"を読みました。
舞台は中国です。時代は玄宗がいるころ、っていつごろか
わかりますか?
王弁の父親は県令でした。老後を豊かに暮らせるだけ
金品を溜め込んだらさっさと引退して優雅に暮らしています。
王弁は働けと父親から口うるさく言われていますが働かなく
ても生きていける財産があるのになぜ働かなくてはいけないと
何もせずのんびりとだらけた生活をしています。
仙人が近所にやって来ているので供物を届けるよう父親に
命令されしかたなしに届けにいきます。
そこで出会ったのが僕僕先生です。姓が僕、名が僕という
何千年と生きている仙人です。
その姿はかわいらしい少女です。
王弁は僕僕先生に弟子入りをします。
王弁には仙人になれる要素はないが仙人に近づける要素は
あるという僕僕の見立てです。
仙人に迫害を加えようとする人々がおり、僕僕と王弁は
旅に出ます。
あちらこちらを訪ね、混沌に飲み込まれたりいろいろな
目に会います。
数ヶ月後に戻ります。王弁はたくましい人間になって
います。
僕僕は迫害され去っていきます。
王弁は僕僕に教えられた丸薬で病気の人たちを診て
過ごしています。

僕僕がかわいらしいです。若い女の子という感じが
ありながら数千年生きて得た知恵や能力、人生観も
持っていて王弁を導きます。
王弁は僕僕に恋心を抱いています。僕僕もまんざら
ではなさそうです。

こんな話だと思います。実はあまりよく理解できて
いません。
中国の地理、歴史はまったくわかっていませんから
上っ面だけ読んだ感じです。
この本続きがあるようです。 8/17