日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
“シュウメイギク”は“秋明菊”と書きます
ぐっと冷え込んできた日が続くようになりました 秋も深まって晩秋の趣になってます
秋になると咲く花と言えば、その名の通り、“シュウメイギク(秋明菊)”です
先日群馬・高崎にある少林山達磨寺に寄って来ました 毎年今頃菊花展が開かれるので、様子見のつもりでしたが、まだ今年は開かれていませんでした 境内を散歩しましたら、片隅に“シュウメイギク”が、群落の様に沢山植えられて花開いていました
“シュウメイギク(秋明菊)”はキンポウゲ科の植物の一種で、名前にキクが付いていますが、“キク”の仲間ではなく“アネモネ”の仲間だそうです
中国から古い時代に入ってきた帰化植物だそうですが、すっかり野生化して京都・貴船に多く見られたことから、別名、“キフネキク(貴船菊)”とも云うそうですが、菊名がなぜか冠されています 英名では、“ジャパニーズ・アネモネ”と呼ばれているようです
“シュウメイギク”の花色は赤紫色が主ですが、近年、他種との交配品種が市販されるようになり、弁数の少ない品種や白色の品種が多く栽培されていると、ガイドブックにありましたが、実は私は逆に白や単弁の花を多く見ており、八重の“シュウメイギク”はあまり見た事ありませんでした
開花期は秋明と言うように、9~11月初めの秋真っ盛りです
草丈は50cm~1m、地下茎をよく伸ばして広がっていきます 茎は途中で枝化され、先端に花を咲かせます
冬には茎葉が枯れて、春に再び芽を吹くまで休眠します
“シュウメイギク(秋明菊)”の
花言葉は、「 薄れゆく愛 」、 「 多感なとき 」、 「 忍耐 」 です
“サルビア・インボルクラタ”→別名“ローズフリーセージ”
先だって近所のスーパーの花木コーナーを久しぶりに覗いて見つけたのですが、ちょっと変わった花姿の鉢花です
花棚の横に数鉢並べて置かれていましたが、目立っていました
花の名は“ローズフリーセージ”と名札がかけられていましたが、どうやら本名は“サルビア・インボルクラタ”というようです
“サルビア・インボルクラダ”とは、メキシコ原産の「サルビア」で、「インボルクラタ」というのは苞をもっている葉という意味があるそうです
“サルビア・インボルクラダ”はシソ科・アキギリ属で、赤い大きな球状の蕾が特徴の大型サルビアです
草丈は1mを越し、濃く鮮やかな紅色がかった丸い苞葉(つぼみを包んでいた葉)が上へ上へと伸び、桃~紅色の花は下で苞をこぼれ落ちるようにしながら次々と開いていきます
花期は9月~11月で、別名の“ローズリーフセージ”の名の様にバラを思わせるような重なった苞が剥れるように花を開きますが、濃い色のピンクはぷっくりとした感じでとても可愛く見えます
“サルビア・インボルクラダ”の花言葉は、 「 燃える愛 」 です
因みに、“サルビア”の花言葉は、「 私の心は燃えている 」、 「 燃える思い 」 です
秋が深まり始めた中で、“夏雪カズラ”が輝いていました
いよいよ11月になりました 気温も下がり、周囲は紅葉が見られ始め、すっかり秋らしくなって来ました
高崎の「シーナリーガーデン」を先日覗いてきました ガーデン入り口の蔓棚が組まれているのですが、そこに “夏雪カズラ” がビッシリと白い花を咲かせていました
ようやく秋らしくなった優しい陽射しの中で、穂状に咲いてる花は一個一個は小さいけど、くっきりと花びらを拡げ輝いていました
“夏雪カズラ”の名は、真っ白い粉雪のような、小さな小さな花びらが群れるように咲く事から付けられたようです
“夏雪カズラ”は、タデ科・タデ属の落葉つる性低木です
夏雪カズラの花は夏から秋にかけて、株一面に咲かせます 生育旺盛で、無剪定だと10m以上伸びますので、以前花屋さんで鉢植えされたものを見たとき、是非地植えし棚上げされたものを見たいなと思っていましたから、思いが適いました
今年は暑い日が永く続いたので、棚枠から覗かせた“夏雪カズラ”は、まだ葉は青々して落葉のそぶりもありません 蔓の上を白い小花が、緑葉を覆うように咲く姿は雪景色を想わせます
花色は白の他に、淡いピンク色も流通しているそうです でもピンクの夏雪なんて、なんか名前にそぐわない気がします
開花時は甘い香りがするといいますが、空気の乾いているせいかあまり匂いませんでした
耐寒性に優れた丈夫な植物・“夏雪カズラ”の花言葉は、「今年の冬に降るはずの雪」 です
この花言葉って、??? ネットでやっとみつけたのですが、誰かの作なんでしょう!! ちょっと凝り過ぎな感じです ・・・ 作者さんごめんね
“ジンジソウ(=人字草)”は、ユキノシタ、ダイモンジソウと似ています
先だって信州・安曇野をドライブした時、途中通ったドライブインで、山野草の販売コーナーを見かけ覗いてきました
鉢植えされて、“ユキノシタ”に良く似た花がびっしりと咲いて花棚に並んでいました
花の名は、“人字草(ジンジソウ)”といい、ユキノシタ科、ユキノシタ属の花です 9~11月
花をよくみると、“ユキノシタ” とよく似ていますが、“ユキノシタ”の花は上花弁の斑点が濃紅色なのに対し、“ジンジソウ”は黄色なので見分けはすぐつきます また花期は、“ユキノシタ”が初夏で、“ジンジソウ”は9~11月の秋です
“ジンジソウ”は山地の岩場で、清水流れる様な湿った環境に生育する多年草です 和名・“ジンジソウ”は花の下の花弁が 長いので、それが人の字に見えることから付けられたそうです
葉は、 “ダイモンジソウ” よりも大きく、花は“ユキノシタ”によく似ていますが、葉が違います
別名は、「紅葉葉大文字草」と呼ばれています
花は5枚の花弁を持ち、上の3枚は極端に小さく、スペード型で黄色い文様(赤もある)があります 下の2枚の花弁は細長く広がっています
雄しべは10本、雌しべの先は2つに分かれてます
花軸や花柄には小さな腺毛がたくさん生えて、苞葉は線形をしています 花柱は最初は短く、花後にはまるでカタツムリの目のように赤い球が伸びているのが分りました
“ジンジソウ”の花言葉は、花びらの形が不揃いなので「不調和」 だそうです
「 恋心 」 という言葉もあるそうですが、先の言葉と随分違和感がありますね
観葉植物“ピレア・ミニア”が咲きました
お出かけ記事が続いたので、今日はちょっと息抜きの感じで、今月初め群馬・高崎の植物園で見た観葉植物を紹介します
残暑が少し残っていた為か、開け放たれた温室内の一角で、シルバー縞模様のきれいな葉をした植物がグランドカバー状に、葉を茂らせているのを見つけました
立てられた名札には、“ピレア・ミニア”とありました
“ピレア”はイラクサ科の熱帯、亜熱帯におよそ400種が分布する植物で、日本では10種ほどが自生しているそうです
葉はタマゴ型で、縦方向に3本の葉脈がくっきり入るものが多いですが、葉の模様は種によって色々あるようです
対陰性もあり、寒さにも比較的に強いので、最近は室内の鉢植えで育て楽しむファンが増えているそうです
“ピレア”の名前は、ラテン語の「ピロス(フェルトの帽子)」に由来し、「ある種の萼の形にちなむ」とされているといいますが、ある種のガクとはなんでしょう!?
見つけた“ピレア”は、観葉植物として最も親しまれている“カディエレイ”という品種で、ベトナムが原産だそうです
銀白色のくっきりした模様が入るので、別名を“アルミニウムプランツ”というそうです
この葉模様は、葉の表と裏の間に空気の入ったすき間ができて、銀白色に見えるのだそうで色素ではないというところが変わっています
花は穂状になってつき、初夏~秋口に開花します
つぼみに水をかけると花粉を噴射するという特徴があるそうです
“アルミニュームプランツ”の花言葉は、「 少女の恥じらい 」 です
この花言葉は良く理解できません
“ヤナギバヒマワリ” (=“ヘリアンサス”)が煌いていました
先だって、群馬・高崎の「展望花の丘」に行った時、ヒマワリによく似た形の黄色の花がビッシリ咲いているのを見つけました
名札に書かれた名前は、“ヤナギバヒマワリ”です
“ヤナギバヒマワリ”はキク科の常緑多年草で、中央アメリカが原産だそうです 別名を“ヘリアンサス”といい、“ゴールデンピラミッド”や“イエローサブマリン”という種類があるそうです
“ヘリアンサス”とはヒマワリ属のラテン語名なので、“ヘリアンサス”と呼ぶと、ヒマワリ属すべてを意味します
“ヤナギバヒマワリ”は、葉が柳のように細く、茎頂に黄色い花が夏も過ぎた9~10月に咲き出します
耐寒性はそこそこあり、花後に花茎が枯れたら、下のほうに冬越し用の小さい葉を出して、暖地では庭植えで越冬できるそうです
“ヤナギバヒマワリ”の花は、花径:6~10cmの小型で、花色(舌状花)はレモンイエロー、花芯(筒状花)の色は褐色をしています 草丈は1m以上になり、花は小さくとも、花数が多いので、見映えがし美しい花ですから、庭にあったらなかなかオシャレかもしれません
こんな歌を見つけました
“茎先に 煌くような 花つけて 秋の実りや 柳葉向日葵” (作者不詳)
なんともストレートな歌ですが、私にはすっきり受け止められました
“ヤナギバヒマワリ”の 花言葉は、 「 君のそばにいるよ 」、 「 崇拝 」、「 誘惑 」 です
“ブラシの木”が、花開いていました
先日、群馬・館林の「つつじヶ丘公園」に行ってきました
初めて行ったので、ウロウロ探しながらの「つつじヶ丘公園」でしたので、ついた時はホッとしました
公園入り口近くで、“ブラシの木” が花開いていたので、パチリ!!してきました
“ブラシの木”は、オーストラリア原産・フトモモ科ブラシノキ属の常緑小高木で、別名を“カリステモン”、“ハナマキ(花槙)”、“キンポウジュ(金宝樹)”といいます
“カリステモン”の名は学名で、これはギリシャ語で「美しい雄しべ」という意味だそうです
“ブラシの木”は、枝先に花穂をつけ、雄しべが多数あります 濃赤色で長く花外に突出し、花穂全体がブラシに似ているため、この名がついたようです
“ブラシの木”後方の建物は、造成中の熱帯園だそうです ・・・・・・・なかなか立派なつくりなので、完成したら見たいものです
“ブラシの木”の開花時期は、 普通 5月中旬~6月中旬だそうですが、 秋9~10月頃、伸びた枝先のところで開花することもあるそうで、先日見たのは秋の開花バージョンのようですね
“ブラシの木”の 花言葉は 「 恋の炎 」 です 情熱的な赤い色いや紅い色がすごく印象的です
“ナンバンギセル” → “南蛮煙管”と書きます
10月に入ってあまりいいお天気になっていません 天気図を見ると、南方洋上は幾つもの台風が発生して、次から次に日本に来そうな感じです
たまのお天気には車を走らせて、産直やスーパーの花木コーナーを覗きにいきますが、屋内ばかりの覗きが多くなるので今一ばかりでした
先日、産直の山野草棚で珍しい鉢物を見つけました・・・おぉ~見っけ!!の気分でした “ナンバンギセル”の鉢花です
“ナンバンギセル”はハマウツボ科ナンバンギセル属の一年草の寄生植物で、イネ科の単子葉植物(=イネ、ススキ、サトウキビ、ミョウガなど)の根に寄生します
寄生植物は自らは葉緑素を持たないので、自分では成長に必要な養分を合成することはできません 寄主の根から吸収した栄養分に依存して生育するため、寄主はその生長を阻害されて、死に至らせられることもあるそうですからなんとも怖い植物ともいえそうです
しかし“ススキ”などの繁殖力のつよい雑草の生長を阻害する働きがあるとして、“ナンバンギセル”による生物的除草効果の可能性が示されているとして利用研究されているそうですから、その活き方も意味があるんですね
“ナンバンギセル”の名前は、草姿が南蛮人の吸う煙管に似ている事から付けられたそうです
別名は思草(おもいくさ)と言い、「花が首を垂れて物思いにふけっている様な姿」をしていることからつけられたそうで、万葉の頃はこの名で呼ばれたそうです
“ナンバンギセル”は 地上には花柄のみだけを出し、葉は披卵形をし、茎や葉はほとんど地中にあります
花期は8~10月・淡赤紫色の花が1個つきます
花冠は筒型で、唇形になり、花冠裂片の縁は全縁になっています
万葉集ので詠われた歌は
『 道の辺の 尾花が下の 思ひ草 今さらさらに 何をか思はむ 』
この歌の大意は、「 道のほとり、穂を出した薄(すすき)の下蔭の“思い草”、まるで思い悩むように俯いて咲いています。 私の恋の悩みも同じように抱えているのだけれども、今更もう何を悩んだりしようか 」・・・かな
万葉集でうたわれた「尾花がもとの思ひ草」を後世では良く歌われているようです
“ナンバンギセル”の花言葉は、「 物思い 」、「 遠距離恋愛 」 です
挿し木で育てる“朝顔”があるんです
気づくといつの間にかお彼岸になっていました
ぐんと気温が下がってきて、早朝ウォーキングも余ほど歩かないと、汗が噴出すほどにはならなくなり、朝の冷気がとても気持ちよく感じられます
ウォーキングの最中、見上げるように高く生垣に絡まって咲いている “朝顔”の花 を見つけました
“朝顔”は、ヒルガオ科サツマイモ属の一年性植物で、日本で最も発達した古典園芸植物のひとつです
日本への到来は、奈良時代末期に遣唐使がその種子を薬として持ち帰ったものが初めとされ、漢名で「牽牛子(けんごし)」と呼ばれ、奈良、平安時代には、下剤や利尿用薬用植物として扱われていたそうです
江戸時代品種改良がブームとなり、色々沢山の“朝顔”が生まれました
ウォーキングで見かけた“朝顔”は“琉球朝顔”といい、沖縄原産の野性種・“ノアサガオ ”の園芸種だと思われます
“ノアサガオ”は沖縄では低地の森林や藪にごく普通に生えており、草勢はきわめて強健で、多年生・宿根性なので、関東以南では越冬・成長して古い茎は木質化するほどだそうです
蔓は数mの高さにまで伸び、垣根や家の壁面などをカーテン状に覆い尽くすそうですから、本当にそうですね
早朝の冷気の中で、澄んだ青紫色の花が多数房咲きし、実に壮観です
開花期間は6月下旬ごろから11月過ぎまでと永く、特に10月上旬ごろが盛りのようです 花の色は時刻と気温によって変化するそうですから、ちょっと不思議でもあり今度見てみようかな!
“ノアサガオ(宿根アサガオ)”は結実しにくいので、挿し木で繁殖させる事ができ、夏から秋に古い蔓を30cmほどに切って浅く植えると簡単に根付くそうです
何か“アサガオ”のイメージが変わちゃいますね!!
小学生の夏休みの宿題は、“アサガオ”の種からの成長日記が定番だったのが、挿し木で育てるなんてね
“ケハギ”= 別名:“達磨萩” が咲き始めました
あっちこっちの花木店で、最近 “萩” の花をよく見かけます
“萩”といえば、秋の七草の一つですから、 今が盛りになってきたのでしょう 一般的に花期は7~9月ですから、今年は暑かったせいでしょうか!?
産直の花木棚で、鉢花でとして植えられ咲いていた “ケハギ”をパチリ!! しました
“ケハギ(毛萩)”は、別名“ダルマ萩”ともいい、マメ科ハギ属の落葉低木で、“ミヤギノハギ” の変種と考えられています “ミヤギノハギ”との違いは、葉が丸いことで見分けられるそうです
本州に分布し、山地や川原に生え野生種の“萩”の中では、花が最も大きいと言われます
葉は3出複葉の楕円形で、互い違いに生え(=互生)、茎は木質化して固くなりますが、株立ち風に育ち年々太くなって、伸びるようなことはありません
伸びた茎の枝先から多数の花枝を出し、マメ科特有の蝶形で、濃い紅紫色をした花を咲かせます
“毛萩(ケハギ)”の花言葉は、 「 思案 」、「 前向きな恋 」、「 想い 」、「 柔らかな心 」 です
“毛萩(ケハギ)”は、9月18日、9月24日、9月25日の誕生花です
“コダカラソウ”→“子宝草”と書きます
埼玉本庄方面を走っていて、飛び込んだ産直の花棚で、面白い植物を見つけました
葉の縁がデコボコと波打つような形状をし、大きく育った葉の縁には沢山の新芽が並んでついています
この新芽は子株であって、新芽を土に乗せてやると簡単に増える事から、この植物は“コダカラソウ(子宝草)”と呼ばれている多肉植物だと分りました
“コダカラソウ”はベンケイソウ科カランコエ属で、花も咲き楽しめますが、葉縁につく子宝株が実に楽しく、その繁殖の様子から子孫繁栄のお守りとして人気があるようです
“コダカラソウ”の別名を、“クローンコエ”、“コダカラベンケイ”、“シコロベンケイ”とも云います
日当たりを好み、繁殖の時期は4~6月、9~10月頃が理想的だといわれています
常緑多肉植物で、沢山の子株が葉の縁にできて自然に下に落ちて育ちます 凄い生命力に驚きますが、この強さたくましさは子宝を願う時にあやかりたい自然の力強さがあります
“コダカラソウ”の花は見た事がまだありませんが、その生命力から生まれたのであろう “子宝草”の花言葉は、 「 子孫繁栄 」、「 真実 」、「 平穏無事 」、「 快活 」、「 静穏 」、「 信じて従う 」 です
“度根性月見草”を見つけました
毎日早朝ウォーキングを続けています
コースを変えながら、歩いていますが、周囲を見廻しながら歩いています
足許を見たら、舗装されてアスファルトの端から、“オオマツヨイクサ(仮称;月見草)”が花開いているのを見つけました
“オオマツヨイクサ”は草丈は本来1m以上にもなりますが、咲いていたのは草丈やっと10~20cmほどです
乾燥気味の日当たりのいい荒地や路傍に生える“オオマツヨイクサ”ですが、土が見えないアスワァルトを割るように生えて、花を咲かせているのにはびっくりです
「ど根性なんとか」という呼び名が以前はやった事がありましたが、まさに「ど根性“オオマツヨイクサ”」といえます
“オオマツヨイクサ”の花の時期は6~9月で、花は一夜花・夕刻から翌日の午前中まで咲きます
花の咲く時間から、“月見草”や“宵待草”と呼ばれますが、本来は“月見草”と呼ぶのは白い花の
”マツヨイクサ”を呼ぶようです
“オオマツヨイクサ”はアカバナ科の二年草・北アメリカ原産で明治初年に帰化してきたそうです
茎は下部から分枝して横に張り、夏の夕方、枝先の穂状花序に数個、大形の黄色い4弁花を開かせます
花をアップして撮りました 花びらがちょっとハート型にくびれているので、8弁花のように見えます 早朝、花びら表面は朝露に濡れて珠ができ、ちょっと艶かしい表情に見えました
“オオマツヨイクサ”の花言葉は、「 ほのかな恋 」、「 静かな恋 」、「 協調 」 です
「竹久夢ニ」の有名なメロディーをついつい思い出します
♪ 待てど暮らせど 来ぬ人を 宵待草の やるせなさ ♪
“ビバーナム・ティヌス” = “トキワガマズミ”
あっちこっち出かけたりして、随分時期がずれてしまったけど、先月末、花屋さんで見つけパチリ!!してあった鉢花・“ビバーナム・ティヌス”を紹介します
“ビバーナム・ティヌス”は和名:「トキワガマズミと」いい、スイカズラ科ガマズミ属の常緑・落葉低木で、東アジア、南ヨーロッパが原産です
見慣れている“ガマズミ”の葉とは随分違って、葉脈が少なく、分厚い葉をしています 花も、“ガマズミ”より可愛い感じがします
しかも分厚く細い葉を持っているので、“ガマズミ”の仲間とは思えぬ感じです
花期は早春~初夏(主に2回咲く)だそうですが、見つけたのは真夏の時で、“ビバーナム・ティヌス”とは思えませんでした
とにかく“ビバーナム”は沢山の種類があり、日本の山野にみられる“ガマズミ”や“オオデマリ”なども含まれています
単に“ビバーナム”と言った場合は、ガーデニングでは「ティヌス」や「ダヴィディー」、「カールセファーラム(香り大輪ガマズミ)」などを指すことが多いのだそうです
パチリ!!してきた「ティヌス」は、とても丈夫な種類で、日照不足にも強いので、都会の狭い庭や北側の庭にも安心して植えられる花木として、使用されているようです しかし、なぜかよい和名や流通名が与えられておらず、それほど知名度がないのが不思議です
ツボミの頃の色は淡いグリーン色で、咲くと白になり、花が終わる頃は赤味を帯びるようです 花は10cmぐらいの玉状にかたまって咲きます
秋になると、果実は濃い青色となってとても綺麗だそうです
“ビバーナム・ティヌス”の花言葉は、 「 茶目っ気 」、 「 落胆 」、 「 大いなる期待 」 です
“セイヨウニンジンボク”はお乳を出させる薬用木です
先月下旬、産直の花木コーナーで、“セイヨウニンジンボク”の鉢花を見つけました
“セイヨウニンジンボク”は、ヨーロッパ南部~西アジアが原産のクマツヅラ科ハマゴウ属の耐寒性落葉低木で、花期は夏~秋です
樹高2~3mとなり、葉は5~7枚が集まって掌状になります 花は枝先や葉腋から円錐花序を伸ばし、薄青紫色(または白色)の小花を多数付けます
“セイヨウニンジンボク”の名は、掌状の葉形が“チョウセンニンジン(朝鮮人参)”に似ており、原産地が欧州であることから付けられたそうですが、なんとも単純明快です
花は、唇型した花、下唇は、3裂して、その中央の裂片が大きくほんのりした特有の香りがあり香料とされます
“セイヨウニンジンボク”は、別名、“バイテックス”と呼ばれ、女性のホルモンバランスを整える薬効ハーブとして知られています
この植物のホルモン効果をうながす作用は中世の時代から、女性の生殖システムの不調に使用され、今でも広く民間療法に利用されているそうです
“セイヨウニンジンボク”の花言葉は、「 思慕 」、「 純愛 」、「 才能 」 です
“セイヨウニンジンボク”の花の清純な色、よどみの無い色をみると、これが《 純愛 》を表す色だなと納得です
そしてまた《 思慕 》なんても言われてるのは、女性ホルモンを整え、母乳がよく出る薬にもなることから、母性という熱い現れの言葉なのかもしれません
暗紫色の“タチアオイ”が咲いていました
造園屋さんってちょっとした植物園ですね
すぐ売れる苗木は別にして、大きな木が植樹風に植えられて野草や、変わった花々が植えられているところがありこの頃産直だけでなく、造園屋さんを覗いたりして楽しむ事を覚えちゃいました 買う訳でないので、いいお客とはいえませんから、造園屋さんも迷惑かもしれませんね
先だって近所の造園屋さんに立ち寄った時、大きな落葉樹の下で暗紫色の“タチアオイ”が咲いているのを見つけました
“タチアオイ”の開花時期は6月~8月末頃です 梅雨の始まる時期に、茎下から順番に花が開き、梅雨が明ける頃にはまっすぐ延びた茎の先端まで、花が咲きそろうと言われています
とっくに梅雨があけ、残暑に入ったのに、赤紫色の花が今年最後かと思えるほど目一杯に一重の花びらをひろげていました
草丈が丁度私の目線と同じ高さで咲いているのが、とっても綺麗に見えました
“タチアオイ”は花を穂状に多数付けるアオイ科タチアオイ属の耐暑性耐寒性の宿根草(多年草)です
“ムクゲ”にちょっと似た花をたくさん咲かせ、花色は赤、白、淡い黄色、ピンク、紫、黒に近い赤などと結構豊富にあり、花の大きさは10cm以上になります
実は黒や紫の“タチアオイ”花を見たのは初めてでした
“タチアオイ”は「立葵」と書き、掛け言葉として、源氏物語や枕草子に多く使われたことばです
「 くやしくぞ つみをかしける あふひ草 袖のゆるせる かざしならぬに 」 源氏物語 柏木
”タチアオイ”の花言葉は、実に沢山ありますが、
フランスで言われるまとめた花言葉は、「 あなたの美しさは気品にあふれ威厳にみちている 」です
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