ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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[韓国語の新語]李太白は20歳代の無職者!?

2014-02-26 20:04:14 | 韓国語あれこれ
 昨年12月、職安通りの韓国書店に行ったら、たまたま「韓流[ネット]用語99選」という小さな本がありました。本というよりも、100ページちょっとの小冊子です。

       

 タイトルでわかるように、最近主にネット社会で用いられている新語・略語を紹介・説明した本です。

 定価500円だから1語あたり約5円か・・・などとどーでもいい計算をしながらも、とりあえず購入。

 見てみると、①前から知っていた言葉 ②目にはしていたが、よく知らない言葉 ③初めて見た言葉 といろいろ。

 ①の中には대박」「얼짱」「엽기のように新聞等でもわりとふつうに用いられるようになっているものもあります。
 ※대박なんかは朴槿惠大統領まで年頭記者会見で使ってました。(→関連記事。)

 돌싱(→過去記事)、완판녀(→過去記事)、강추비추(→過去記事)、오덕후(→過去記事)、무플(→過去記事)等については本ブログでもこれまで紹介したことがありました。

 고딩(高校生)と중딩(中学生)等は掲示板等でよく見ますね。
 된장녀(味噌女)については→コチラとか→コチラ参照。どちらも、いろんな新語が紹介されていておもしろいです。
 잉여(剰余=役立たず)は最近映画のタイトルにも用いられていましたね。

 その他、私ヌルボが最近知ったのは안습(目湿=涙目)と별다방(星茶房=スタバ)。

 ・・・といろいろあげてはみましたが、私ヌルボ、この本であげられている99語の多くは知らなかったですねー。

 で、次々と見ていって、「あれっ?」と目にとまったのが이태백(イ・テベク)」
 もしかしたら、1年ほど前に放映されていたKBSのドラマ「広告の天才イ・テベク」を思い浮かべた韓国ドラマおたくもいたかも・・・。
 しかし、ふつう「イ・テベク」と言えば李太白ですね。あの唐代の詩人李白
 ところが、この本には次のような説明がついています。

         

 「大半」は韓国語では「太半」つまり「태반」なんですね、「대반」ではなくて。「백수」は漢字だと「白手」です。

 どうも、とくに若い層の就職難を反映して同じような新語がいろいろあるようです。
 しかし、この説明文では漢詩人の李太白のことに全然ふれていませんが、やっぱりモトはこの名前のもじりですよね。

 ・・・とここまで書いて、ふと思い出したブログが<上級韓国語>。
 あ、やっぱり2010年に<李太白>と題した記事でこの新語のことが紹介されていました。(→コチラ。) れれれのれ。
 うーむ、なんといーかげんな記憶力。はずかしいかぎりです。

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