ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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[韓国の食べ物]辛くなさそうな日本人おなじみのメニューに要注意!②地下鉄駅の日式(日本食)の魚子丼編

2012-12-29 19:32:02 | 韓国料理・食べ物飲み物関係
 1つ前の記事の続きです。

    ≪日式店のカニ身・トビコ丼編≫
 最初は食堂ではなく 鐘閣の地下商街で、いつもなら素通りする小さな食堂で目に入ったのが「笑の家」と日本語で書かれた赤提灯の文字。「소노야(ソノヤ)」と読ませています。急ぎの客用のお手軽な日式店(일식점.イルシクチョム)ですね。

      
       【赤提灯にはつい反応してしまいます。】

 ショーケースを見たら、うどんや丼物が並んでいて、値段もお手ごろどころか、はっきり言って安い!

     
      【サンプルがこけてますが、好物の魚卵系に目をひかれました。】

 よし、今度こそ辛くないものが食べられそうだぞ、とメニューを見て熟慮。회덮밥 (フェトッパプ.刺身丼)にもひかれましたが、最初何かよくわからなかった게살알밥(ケサルアルパプ)に決定。どちらも5900ウォンだもんねー。

    
      【うどん、そば、ラーメン、丼物にすしセット等々、定番の和食メニューを網羅。】

 うどん・そばは各3種、ラーメンは豚骨・味噌・醤油の3種に海鮮担担麺、すしセットにハンバーグカレーもあります。
 ケサルアルパプは直訳するとカニ肉・卵飯ですが、メニーには「魚子丼」と書いてありました。ヌルボも筋子、タラコ等の魚卵は大好き。これはトビコのようですが、まあいいでしょ。
 代金先払いで待つことしばし。出てきたのが下の写真。

       
   【見た目が日本の丼物じゃないみたい。見本で横に並べてあったうどんも実はセットでした。】

 あら、取っ手付きの鍋みたいな容器。そして、中身は思ったより色が赤いぞ・・・。
 ちょっと食べてみると、なんだかピビンバのような感じで・・・。つまりは、容器も色も具材も、最初から「混ぜて食べろ」と要求しているのですよ。
 まあ致し方ないかと、ここは素直に混ぜて食べましたよ。

   
     【気持ちを取り乱したため、ピントが合いませんでした。】

 すごく辛いというわけではありませんが、(日本人として)フツーの辛くない丼物を予測し期待していた分、あては外れてしまいました。

 帰って調べてみたら、2010年11月にスタートした全州が本拠のフランチャイズ店で、ソウルでも地下鉄駅を中心に10店以上の店舗があるようです。

 また、たまたま全州で社長の用意した試食会の感想を各メニューごとに細かく書いたブログ記事を見つけました。(→コチラ。→自動翻訳。)
 この魚子丼については「炒めたキムチの量が多くて主材料のカニより強い味になっている」ので「カニを除いて魚卵にしぼるとか、キムチの量を減らしてカニをマヨネーズであえるのも1方法」、とプロらしく指摘しています。
 さらに、新林駅内の店舗でカレー丼を食べた人のブログ記事(→コチラ。→自動翻訳)を見ると、大きめの画像がいろいろ載っています。このブログ主さんは、この店のメリットとして次の3点をあげています。
  ・地下鉄の駅内で、通勤途中にも便利。
  ・6000ウォン前後のお手ごろな値段と、お手ごろな味。
  ・1人席(バー形式)があって、1人で食べるにもいい。 

 いずれもごもっともです。

 なんのかんのと書きましたが、私ヌルボ、これからも利用することがあるかもしれません。

 続編は、(もしあるとしたら)カレー編です。