生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年02月14日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人間が元気に生き抜いていくために心と身体に防衛機制という作用があります。異常に盛り上がる感情を制御したり抑圧して心の安定を図ったり感情の転移、やつあたりをして、嵐のような耐え難い感情のエネルギーを放出したりします。このシステムはとても大事なものですので取り扱いの方法を勉強する必要があります。普通の人々はこの取り扱いを生涯知らないで死んでいきますが、子供から老人はまで本能的に処理していますので基本的には問題はありません。普通の人は「理想と現実を混濁」したり「自分と相手を混濁」して生きていますが、少し生き甲斐の心理学に触れると無駄なエネルギーを使わなくなります。防衛機制のシステムを知れば知るほど、心に自信が生まれ楽に生き抜く事が出来ます。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年02月13日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
厳しい人生をどう生き抜いていくかは自由意思の領域ですが、暗く惨めな人生だけはゴメンです。どんな激動の人生でも明るく元気に幸せに生きていきたいのですが、現実吟味力に病的な乱れがあると人生が何となく変に歪んでしまい健全な判断力が無く、期待通りの人生を歩めなくなります。現実吟味力とは自分の生きていく目的、生き甲斐、自分を大事にする思想が明確でないと、なかなか生まれてこないものです。方針が明確でないとどれを選択すべきか大脳も可哀想です。現実吟味力を健全に発揮しようとする為にはまずは生きる目的、生き甲斐、自分を大事にする内容、この3つを明確にしないと判断のしようがありません。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年02月12日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
しばしば「自然体で生きていこう」と言われていますがこの自然体で生きる程、難しい事はありません。しかし常に味わい思索したほうがよさそうな言葉です。自然体で生きたら傲慢と言われればそれを反省し修正する、自然体でいきたら謙遜ぶっていると言われれば、それをまた反省し修正する、こんな根無し草で暫く生活する内に、自分にとつても自然体の有り様が見えてくるようです。見えてくるとのびのびと明るく爽やかに生きる喜びが見えてきます。とにかく自然体という生き方を研究してみましょう。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年02月11日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
カウンセラーの役割は沢山ありますがここでは「愛の原型」を解説していきます。「愛の原型論」をユングは説きましたが70億の人類がいるとすると、その愛の原型、愛の感じ方は人類の数の通りのカタチが存在しているとユングは説明しています。クライエントの愛の感じ方とカウンセラーの愛の感じ方が全く違うのでクライエントの愛の感じ方を生育史から理解する能力がカウンセラー側に要求されてくるのです。この理解の為にはクライエントに楽しく愛情の感じ方について語ってもらう必要がありますが嫌な事を無理に話させられたクライエントは「裸にされた」という告訴をする事例もたまにありますが楽しく語らせる為にカウンセラー自身が平素、この自己開示力を訓練しておかねばなりません。自己を語る訓練を自分の生育史から平素、訓練しておかないと、いざ、クライエントにカウンセリングルームで会話する時、上手く会話が流れないのです。愛とは何か、という哲学を勉強する必要はあるのですがこの学説をクライエントに説明しても無駄です。クライエントがカウンセラーの愛情を感じる愛でなければその人にとつては虚しい愛であつて愛ではないわけです。愛の原型は人の数通りありますのでクライエントが感じる愛を知りその上で愛と信頼を確立していくとそのカウンセリングは成功の確立が高まります。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年02月10日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
日本の法律によれば「治療」という言葉は医師法にもとづく医師だけが使用出来る言葉なのですがカウンセリングの場合は少々許されます。しかし公式には一応「対処の仕方」というほうが良さそうですが患者さんが混濁する危険もあるのでここでは、どうカウンセリングをすすめていくか、という意味で「治療目標の設定」と題しました。カウンセリングの進め方を臨床心理学的にきちんと設定出来ないカウンセラーは大きな問題を内蔵しています。色々の手順があるのですが、その人を苦しめているものを意識と言語の上で明確にカルテに書いていく必要があります。その場合は患者さんの生育史上の「理想」と「現実」のギャップを先ずは明確に書き出してみましょう。その人の悩みはどんな場合も「不安感」です。その不安感は生育史上の独特の理想<こうありたい、あらねばならない>と現実の解釈のギャップから生まれてきますのでそのギャップをどう小さくしていくか、その具体的な手法はカウンセリングの現場からしか分かりません。無理にではなくその患者さんの個性を見ながら自然にすこしづつギャップを小さくしていきます。否定したり肯定するのではなく無条件にうなづき愛を注ぎ膿みを全部出させます。傾聴の高度の技術が必要です。膿みが出つくすとその答えが患者さんの中から生まれてきます、つまり今後、どうしたらいいか、その答えは必ず条件が整うと、答えが患者さん自身で気づきます。お顔がどんどん明るくなつてきますので直ぐわかります。これが答えですと医師、カウンセラー側から出しても殆どが失敗です。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年02月09日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
世界には実に沢山の病理論があります。生涯かけて勉強してもマスターするのは無理でしょう。それよりも実績のある一つの病理論を学び、その理論を沢山の患者さんに応用適用したほうが遥かに実力が付きます。カールロジャースの自己成長理論の病理論は「理想と現実のギャップ」を大事にしています。約80億の人類は全部違う生育史をもつていますがその生育史の中で育まれた理想<こうありたい、あらねばならない>と現実のギャップが不安、怒り、身体症状、欝、錯乱を導いていきます。これをストレス曲線といいますが、このストレス曲線をうめていく必要があります。埋め方の要領は先ずはノートに書き出す事です。ストレスの実態をノートに書き出さないで解決しようなどと虫のよい事を考えるのがそもそもの間違い。きちんとノートに書き出していくと、その実態が見えてきます。理想を諦めるか、現実をまるまる一旦、受け入れるか、その中間で収めどころを決めるか、それは本人の自由意思の問題で、案外、この貴重な自由意思を他者に依存している人がいますが、その人は永遠にだらだらと生きていくでしょう。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年02月08日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人の性格がどのように形成されてきたか、この理論は非常に難しいのですがカールロジャースの人格形成理論としては19個の命題がありますしエリクソンの8つの人格形成論もあります。この理論以外にもいろいろありますが私が大学病院などで臨床の対応で正確に応用出来た理論はこの二つがとても役立ちました。テキスト「生き甲斐の心理学」でも使用しやすいように掲載しています。人が心の病に陥る理由はその生育史上、形成されてきた理想<こうありたい、こうあらねばならないという願い>と現実のギャップからストレス曲線が生じます。パースナリテイ理論はこのギャップをどう埋めていくか、をきちんと説明してくれます。一度、この二人の大学者のパースナリティ理論を気軽にテキストから触れておいていただくと、繰り返し同じ悩みに振り回されなくなります。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年02月07日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人の悩みを聴く時に、色々の聴き方がありますが、傾聴する側の人に下記の6つの基本常識と訓練がないと、あまり人の悩みは聴けません。1:人間とは何か、2:人間の性格はどのように形成されてきたか、3:何故、心の病気になるか、4:治療目標の立て方、5:聴く方の人の役割、6:悩める人をいかに自己開示させるか。以上の6点です。この6つの思索を楽しく進めていきます。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年02月06日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
健全な専門家は素人を笑いません、それどころか入門者の意見を非常に大事にしています。「専門馬鹿」という少々汚い言葉がありますが専門の分野に突入すると視野が狭くなり自由な発想を見失う危険が出てきます。入門者を大事にしない専門家はその内に失敗していきます。傲慢と謙遜は紙一重で非常に人生を狂わせる領域なのでいつも反省したい分野です。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年02月05日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
なんとも魅力を感じる人がいるものです。この魅力の原因はなんでしょう?不思議な世界ですが、とても奥の深い研究課題でもあります。音楽、絵、小説もそうですが何と言いましても異性の魅力は不思議です。この魅力を感じる人がそばにいると生き甲斐を感じますが、魅力がある人がそばに居ないと、何となく人生が寂しくなります。ただ強欲な人が魅力の対象物を手にいれようと感じだすとその強欲な人は何となく汚く見えてきますが何故でしょう?健康な人はこの魅力から「節制、遠慮、控えめ、品格、優雅、セルフコントロール」等色々の美徳を生んでいきます。魅力について思索してみましょう。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年02月04日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
心から人を褒める、賞賛すると何故か私が賞賛した人にケチを付ける人がいます。はっとします。何故、この人はこんなにあの人の批判をするのだろう?さてこの原因は何だろう?私もあまりにも熱心に言われると何か私にあてつけをしているのかなあ、と心配になる事もありますが、これは本能的な嫉妬のようです。嫉妬は一概に悪いとは言えません。愛の世界に属するので神聖な感情でもあります。嫉妬から勉強が深まったり人間関係が逆に爽やかになる場合もあるからです。案外、人を褒める事は傲慢と謙遜のありように深い関係があるようですので人前ではあまり褒めないほうが平和なようです。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年02月03日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
壇ノ浦で平家が滅亡していく様はあまりにもあわれで涙がとまりません。そのころも戦国時代にも戦う前に名乗りをあげる場面が出てきます。長々と系図を語るような場面もあり人によってはその背後の部下・兵士達があくびまでするような場面もあったようです。ならば戦争などしなければいいのになあと思いますが、そうはいかない事情があるようです。親子、親戚、知人が時の流れで敵味方となれば名乗り合いの意味も必要な気がしますが哀れな環境でした。命のやりとりというギリギリの状況の中で少しでも生き様、死に様、意味、生き甲斐を感じようとする人間、卑怯を嫌い美しく人生を飾ろうとする人々、底流には深い愛を感じます。東日本の震災の悲劇の最中やその後のたすけあいの姿をみても日本人にはとても優しい感情が流れていて良い民族だと思いますし将来にも希望が持てます。このエネルギーをどう総結集して良い国造りが出来るかこれからが勝負です。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年02月02日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
しばしば「自然体で生きていこう」と言われていますがこの自然体で生きる程、難しい事はありません。しかし常に味わい思索したほうがよさそうな言葉です。自然体で生きたら傲慢と言われればそれを反省し修正する、自然体でいきたら謙遜ぶっていると言われれば、それをまた反省し修正する、こんな根無し草で暫く生活する内に、自分にとつても自然体の有り様が見えてくるようです。見えてくるとのびのびと明るく爽やかに生きる喜びが見えてきます。とにかく自然体という生き方を研究してみましょう。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年02月01日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
魂という言葉に触れると、すぐ拒否反応を起こす人がいますが、この拒否反応が起きる理由を時々冷静に分析する必要があります。人類発生以来の大問題なので簡単に拒否反応する自分に何か問題がある、と識別したほうが理に適います。どの神話、民話、文化にもこの魂の問題を人生の大問題として数千年かけて思索していますが、この比較宗教学、比較文化学の学問の世界での大問題を簡単に拒否すると本人が苦しむ事になりますので学問としての魂の行方を真面目に思索すると大きな気づきがあります。自分の死を思索することは決して暗い世界をただようことでなくむしろ明るい世界に生きる事になります。是非、一度、自分の魂の行方を楽しみながら思索してみて下さい。永遠の課題であり人類の重要課題であるこの魂論を無視してしまうと却って心を病む傾向が生まれます。
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