壇ノ浦で平家が滅亡していく様はあまりにもあわれで涙がとまりません。そのころも戦国時代にも戦う前に名乗りをあげる場面が出てきます。長々と系図を語るような場面もあり人によってはその背後の部下・兵士達があくびまでするような場面もあったようです。ならば戦争などしなければいいのになあと思いますが、そうはいかない事情があるようです。親子、親戚、知人が時の流れで敵味方となれば名乗り合いの意味も必要な気がしますが哀れな環境でした。命のやりとりというギリギリの状況の中で少しでも生き様、死に様、意味、生き甲斐を感じようとする人間、卑怯を嫌い美しく人生を飾ろうとする人々、底流には深い愛を感じます。東日本の震災の悲劇の最中やその後のたすけあいの姿をみても日本人にはとても優しい感情が流れていて良い民族だと思いますし将来にも希望が持てます。このエネルギーをどう総結集して良い国造りが出来るかこれからが勝負です。
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