生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年02月10日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
日本の法律によれば「治療」という言葉は医師法にもとづく医師だけが使用出来る言葉なのですがカウンセリングの場合は少々許されます。しかし公式には一応「対処の仕方」というほうが良さそうですが患者さんが混濁する危険もあるのでここでは、どうカウンセリングをすすめていくか、という意味で「治療目標の設定」と題しました。カウンセリングの進め方を臨床心理学的にきちんと設定出来ないカウンセラーは大きな問題を内蔵しています。色々の手順があるのですが、その人を苦しめているものを意識と言語の上で明確にカルテに書いていく必要があります。その場合は患者さんの生育史上の「理想」と「現実」のギャップを先ずは明確に書き出してみましょう。その人の悩みはどんな場合も「不安感」です。その不安感は生育史上の独特の理想<こうありたい、あらねばならない>と現実の解釈のギャップから生まれてきますのでそのギャップをどう小さくしていくか、その具体的な手法はカウンセリングの現場からしか分かりません。無理にではなくその患者さんの個性を見ながら自然にすこしづつギャップを小さくしていきます。否定したり肯定するのではなく無条件にうなづき愛を注ぎ膿みを全部出させます。傾聴の高度の技術が必要です。膿みが出つくすとその答えが患者さんの中から生まれてきます、つまり今後、どうしたらいいか、その答えは必ず条件が整うと、答えが患者さん自身で気づきます。お顔がどんどん明るくなつてきますので直ぐわかります。これが答えですと医師、カウンセラー側から出しても殆どが失敗です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする