人類から<不安感>を削除したら学問・科学の発達はあり得ません。さて、日々の生活で感じる不安感をバネに、逞しく、自分の望む道を生き抜いて、成功している人、逆にその不安感に支配されて心を病んでしまう人、この分かれ道はどこからくるのでしょうか?専門用語に<セルフ・コントロール>と言う言葉があります。生き甲斐探索の世界ではこのセルフコントロールを次のようにして使います。不安感の実態はその方の<理想:こうありたい、こうあらねばならない>と現実とのギャップを私たちは不安感と呼んでいます。日々感ずる不安感を10個、探して下さい。その10個の理想と現実のギャップをノートにしっかりと書き出して下さいね。この手法を<エゴ・ダイナミックス・ノート>と言って世界的に使われている生き甲斐探索の手法です。この書き出した理想と現実のギャップを冷静に観察すると今後、どう生きたら生き甲斐が見つかるか、そのアイデンテイテイーの統合の方向が見えて来ます。そのノートの中で、同時に成立しえない理想が見つかった場合は、どちらか一つをそぎ落として下さいね。二兎を追う者は一兎も得ず、です。このように不安感は本来、人を平安感に導く為の神様からのプレゼントなのかもしれません。不安感と平安感は兄弟ですので、不安を感じたら、心の安らぎ、平安感は、ほとんどもう手に入れたと考えて下さい。不安を解消した後の感情を心理学では平安感と呼んでいます。自分の心のどこに、つながりをつけたら美しい自問自答が出来るか、そのつなげる相手は自分の心の不安感に対して、なのです。これからの人生で、不安を感じたら、これはひょっとして神様が自分を平安感に導く為のプレゼントかもしれない、と考えて下さいね。ではまた明日お会いしましょうね。
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