理性を重視しすぎて自分の五感と体感を低くみている人に遭遇します。心理療法での事例としてはこの傾向を有する人の特徴は、自分の理想から自分や他者を批判していること、自分の弱さ、愚かさを忘れて他者を攻撃しています。もうひとつの特徴は自分の問題なのか、相手の問題なのか、このあたりの識別が出来ていません。自他混合の人間という意味です。理想と現実、自分と他者、この識別は、私も時々混濁すますので、あまり人の事は言えません。この遠因は防衛機制にあるのでしょう。見たくない自分、真実を知るのが怖い、現実を直視出来ない、この領域の問題は非常に難しい心の領域です。さて理性も大事ですが、日々の生活の中で味覚を重視する習慣をつけると、案外、生きる喜びが激増するようです.