五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

何を聴くか

2013年07月01日 | 第2章 五感と体感
家族の愚痴、自分が「できない」ことの愚痴等、何度会っても毎回同じ話題が続いているとしたら聴いている方はたまりません。

定着しているかのように思える自分の感情や概念は、見方を変えるとどんどん変わっていくようです。

そこで大事なのは、「相手の話の何を聴くか?」ということがポイントになってきます。

定着したかのように繰り返されるネガティブな感情を聴き取っていきます。

繰り返される話の内容よりも、その背景にある繰り返される感情を聴き取ることが大切かもしれません。

そのためには、聴くための問いかけをしなくてはなりません。

話題を提供する、ということも大事な傾聴の作業であるように思っています。

聴いている側の考え方や方法を提供するのではありません。

答えは、必ず自分自身の内にあります。

自分の内に宿る答えは、自分自身の生まれてから今日までの生き延びてきた過程において育んできた生き延び方にヒントがあるはずです。

6月の講座では、幸福感をテーマにしました。「自分自身の幸福感のありようを意識化する中から、どのように自分を成り立たせてきたか。」という内容です。

自分を成り立たせてきた経験を静かに傾聴し続けていくと、いつの間にやらあら不思議、同じ話題の繰り返しが治まる時が訪れるのです。この変化の現象に自分自身気付かないかもしれません。時を経て、「あら?」と感じる程度かもしれませんが、同じ感情に囚われている時よりも「自分が開いている」のを体感できるはずです。

話題の内容を理解することは他者にはできませんが、話題の内容から湧きあがる感情は理解することができます。

同じ話題を繰り返すことには必ず意味があるはずです。繰り返される話題に翻弄されずに、感情を傾聴していきたいものです。

森羅万象を自分がどのように捉えているか。。。そこからが自分のための学びの始まりかもしれません。


7月27日土曜日10時~12時 東急セミナーBE雪谷にて「生き甲斐の心理学講座:24節気から自分を知る」を行います。
一日講座です。問い合わせは直接東急セミナーBEにお願いいたします。ブログからのメールは使用しておりませんので御了承ください。

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