五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

サッカーと能で英気養う

2013年07月29日 | 第2章 五感と体感
昨晩は、東日本アジアカップで日本が優勝し、新たに組み立てられたJリーグで活躍中の選手達にエールを送り、試合を楽しみました。韓国の地で韓国に勝てた事は、とても誇らしいことです。尋常ではないアウェー感を試合前から視聴者にも伝わり、ちょっとドキドキしましたが、色々な意味でよく堪えました。
そして、両国の選手の真摯なプレーに好感持ちました。
試合が終わり、ほっと一息するのもつかの間、直ぐにチャンネルを変え、Eテレで2時間番組の能楽鑑賞。

演目は正尊(しょうぞん)、平家物語の義経暗殺未遂のお話です。
頼朝は、活躍する義経に嫉妬と疑惑を重ね、土佐坊正尊に暗殺を命じ、義経の居る京都に赴きます。
その義経一門が、武蔵坊弁慶を中心に宴で持て成した後、正尊の企てに確信を持ち、見事に捉えます。

静御前も登場し、立ちまわりの若武者も登場し、豪華絢爛なキャストで能には珍しく登場者で一杯になります。

義経を演じた家元永謹師(武蔵坊弁慶役)のご子息龍謹師が、見目麗しく、声も美しく、たまには面を付けない能楽もいいもんだ。。。と、うっとり。

金剛流の始まりは法隆寺。大陸の香りが所作の大きさに所以しているのか否かはわかりませんが、確かに他の流派よりも槍が大きいな、派手だな、、、と、ひっそり思いました。

正尊が捉えられ、義経扮する龍謹師が刀を鞘に納める「カチン」という音に若さと将来を感じ、気持が高ぶりました。

昨晩の金剛流オールスターズの舞台に登場された若手能楽師の皆様の未来永劫をお祈り申し上げます。

能楽の面白さを知って頂くには相応しい演目であったのでは、と、素人弟子は思いつつ、真夏の世の夢を満喫した次第です。

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