五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

祈りの姿

2011年04月11日 | 第2章 五感と体感
大震災から32日目、3月からちょうど一カ月が経ちました。

祈りは、人の心をおおらかにします。

4月8日はお釈迦様の誕生日でした。

花で飾られた華やかな天蓋に鎮座するお釈迦様は右手を天に上げ、天上を指し、左手は地に下げていらっしゃいます。

お釈迦様に甘茶を注ぎ、大震災からの、復興に向けて祈りました。

お釈迦様はお生まれになると直ぐに、7歩進んで四方を顧み、「天上天下唯我独尊」とおっしゃられたそうです。
広辞苑では、「宇宙間において自分より尊いものはない」という意味、と記されています。


何を信じるかは、人に与えられた、個人の自由意思によります。


その祈りの姿は、普遍的美しさを醸し出します。

何故なのでしょう。

私は、今年ほど人の祈る姿に尊さを感じたことはありません。

今まで、自分が祈ることで手いっぱいだったような気がします。

人が祈る姿に理屈のない美しさがありました。

平安な世の中は、「祈りの情動」から生まれてくるようにも思います。


今回はこんな体験もしました。
甘茶を注ぎながら、小学校1年生の頃に住んでいた福井県大野市のどこかのお寺の花まつりで同じことをした体感が蘇ってきました。
「なんと美しいのだろう」と思ったことが、まるで昨日体感したことのように蘇ってきたのです。
甘茶を注ぐ自分の手の動きまで蘇りました。

人の記憶の不思議さを感じた瞬間でもありました。

人の祈りは、何世代にも受け継がれ、人のDNAにまで記憶されているものかもしれません。

食べること、祈ること、寝ること、この三つが満たされたら、人は何でもできるような気がしました。

一番大切なことは、祈りから見えてくるようです。

今日も手を合わせ、祈ります。

そして、世界中、どこかで誰かが常に祈っていることも忘れてはならないと思います。

祈りから湧き出す思いを大事にしたいものです。

自分自身、尊い者の中に含まれているのですから・・・

クリック応援お願いします♪♪「生き甲斐の心理学」
人気blogランキング 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする