五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

話す。聴く。

2011年04月07日 | 第2章 五感と体感
大震災から28日目

この三週間、仕事を自らキャンセルすることなく、相手の都合に添いながら過ごしてきました。
諸事情で勉強会が中止になったり延期になったりしましたが、ようやく普通の体制に戻ってきました。

いま、「話したい気持ち」が湧きあがっている人がとても多いように思います。

ショックな体験をして、自分が何をすればいいのか解らず、呆然とする期間が過ぎ、自分がすべきことを行動する時期でもあるかもしれません。
又は、自分の感情と思考と行動がぴったりしてきた時期でもあるのではないでしょうか?

つまり、「感情・思考・行動がぴったりしている」というのは「寝る時は寝る。食べる時は食べる。勉強する時は勉強する等」自分が起こしている行動が、あるストレスによって思うように集中できない、、、というようなことです。

寝ようと思っても、不安感が増長して寝つけない。。。
食べていても、他のことに思いが行き、食べた気がしない。。。
仕事をしていても、家のことや離れている家族が心配で手につかない。。。
子供が目の前に居ないと、永遠に離れてしまうようで子供から目を離すことができない。。。

・・・大震災後、そのような事例が、後を絶ちませんでした。私も睡眠がままならず、寝ていても寝た感じがしない状態が続きました。

そろそろ一カ月経ちますが、まだまだ自分がどのような状態になっていくかは経過観察が必要なようです。

「大丈夫」だと思っていても、実は抑圧気味であったり、「健康だ」と思っていても、一カ月持ち続けていた緊張がほぐれて体調を崩したり、自分自身で思いもよらない自分に起きる現象を体験するかもしれません。

あきらかに、何かの不安に現在囚われて、それが不調の原因であったら、もう一度何が不安なのか検証しつつ、心許せる身近な友達、家族に話を聴いてもらうと良いかもしれません。

逆に、そのような友達が話をしだしたら、否定も肯定もせず、その人の発する言葉を聴いていただけると幸いです。

相手がネガティブに思っていることを「そんなことないよ~!」とついつい言ってしまいがちですが、無理な励ましは返って否定されたような気分になっていきますので、そのまんまを聴いてください。

そのまんまの言葉を、否定も肯定もせず、聴いていくことは、傾聴の大きな役割なのです。

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コメント
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