五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

沈黙の・間・「傾聴4」

2010年02月28日 | 第1章 意識と知覚
傾聴1~3までは、「無防備な状態をつくる」ことと「共感」について書きました。

傾聴の仕方は、自分自身の自問自答にも役に立ちます。他人を傾聴する前に、自問自答の修練が必要です。

今日は、「間」について書きます。

他人から悩みの相談を受けた時に、「自分が相手にとって頼りになる答えを持っている」と思っていたら、それはカウンセリングではありません。

答えは自分自身の内に宿っています。

自分自身の内に宿る答えを感情を整理しながら見出していくことを「お供」することがカウンセリングだと私は理解しています。

もやもやした感情が湧き上がり、自問自答しだした人には時間が必要です。
その時間を無視して話しかけることは、相手が自分自身を考える時間を無視していることになります。

子供の答えは私の答えと思い込んでいるお母さんが横に居ないと、子供は自分の湧き出す感情を整理しながら自分の答えをちゃんと話していきます。

その言葉を待つことは、尊い沈黙の時間です。

言葉と言葉の「間」をお供することは、言葉にならない言葉を共有する大切な「時」なのです。

この「間」を大切にすることで相手との信頼関係が深まってくるように思います。

「生き甲斐の心理学参照」
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