五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

めぐみへの誓い

2010年02月01日 | 第2章 五感と体感
友人のお嬢さんが大学に通いながら女優業をしています。
今回の舞台は「めぐみへの誓い」

拉致被害者、横田めぐみさんを描いた舞台です。
紀伊國屋サザンシアターで31日まで行われていました。

めぐみさんが、18歳のとき、つまり、拉致されて5年目のある日、自分がいくら努力をしても日本に帰ることができないことに気付きます。彼女は錯乱し、精神病棟に送り込まれます。精神病棟で同じ拉致被害者の女性たちとともに過ごすシーンで重要な「小夜」役を友人のお嬢さんが演じました。

このシーンでは、生き抜くことを決意することで、凛と立っていくめぐみさんを描いています。舞台出演者の感情移入は、ここで頂点ととなります。
明らかに真実のほうが恐ろしく、辛く、悲しく、希望のない、先の見えない、大きな不安感を、俳優の感情移入により、感動的に表現されました。

信じることと同時に、めぐみさんとともに歩んでいるかのような、愛情に満ちた母の偉大さをひしひしと感じ、こんなに不幸な問題であるのに、こんなに幸せな親子関係はあるだろうか、という思いがふつふつと私の心に湧きあがってきました。

舞台の最後に歌う聖歌。拉致被害者の方々の心の奥底に響き伝わるかのような聖歌は、きっと離れた家族の魂に届いていることでしょう。

結局、家族の愛にはかないません。
愛し愛されることを信じていれば、乗りきることができる確信を教えてもらったように思います。

そして、この舞台に立った友人のお嬢さんは、目力のある美しい女優さんです。
この舞台で大きく成長されたのだと思います。

ありさちゃん、今後の活躍を期待しています。

[生き甲斐の心理学参照」
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