五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

受容ってなに? 4

2009年11月20日 | 第4章 愛とゆるし
カウンセリングで、よく出てくる用語に、「受容」という言葉があります。

この言葉が独り歩きし、何でもかんでも「受容!」というところに落ち着いてしまうところに、怖さを感じることがしばしばあります。

「自己受容」しましょう。。。はてさて、いったい、受容って何??

湧き出る感情、自然に湧き出す感情、ありのままの自分、そのままを受け容れることなのですが、ありのままの自分を昇華し、良いように捉える事が受容であると勘違いしてしまうと、その自己受容から、あらたに理想と現実のギャップが生まれてきます。

「ありのまま」を否定も肯定もせず、湧き出すこと、、、もし、その感情に、何か胸が詰まったように感じたとしたら、自分の考え方、思考に、何の防衛機制が働いているか、自問自答していく必要があるようです。

自己受容。。。そうそう、簡単に、「受容しましょう!」などとは、いくものではありません。心の違和感に気づいたら、その違和感の中にある「理想と現実」を吟味すると、もしかしたら、本音の本音がみえてくるかもしれません。。。

その本音の感情を、否定も肯定もせず、ありのままに湧き立たせることです。そこから初めて、「受容」とは、自分にとってどういうことなのか思索してみてはいかがでしょうか・・・

受容が簡単にできれば、人は悩みませんよね。。。

「人の本質は、不安である」という大前提から、私たちは心理学で学んでいます。
私は、この言葉に救われた一人です。

[生き甲斐の心理学参照」
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