散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

奈良井宿

2018-01-06 | Weblog
この橋は12年前にも渡ったことがある。そのときは夏だった。中山道の奈良井宿にある木曽の大橋。
冬はどうかなと思ったら、やっぱり雪つもってた。


木曽路はすべて山の中である

島崎藤村は小説『夜明け前』にこう書いた。 あるところは 岨づたいに行く崖の道であり、あるところは
数十間の深さに臨む木曾川の岸であり、あるところは山の尾をめぐる谷の入り口である。一筋の街道
はこの深い森林地帯を貫いていた。


12年前もそうだったし今もそう

贄川宿から馬籠宿まで歩いた12年前の夏、『夜明け前』の描写どおりに道が通り、トラックが往来し、
鉄道が並行しているのを見て面白いなあと思った。車道の隅っこか農道を歩くので、街道らしい景色
が珍しかった。この奈良井には宿泊した思い出がある。


インスタ映えするから?

2005年なのでインスタなかったし、FBもツイッターもなかった。黙々と中山道を歩く日々。ブログは
前の年ぐらいから流行りだしたけど、雑誌のウォーキング記事にする散歩だったから上げなかった。
当時かえうたぐらいしかブログに上げてなかったし。


木曽路はすべて雪の中である

うっかりすると足がすべるので、しっかり踏みしめないといけない。吐く息が白い。氷点下3度だった。
真昼間でこれだから、真夜中はさぞかし冷えるだろう。12年前に泊まった宿を見かけたけど、今日は
やめておこうと思った。


こういう水場が上中下3か所ある

夏に飲んだときは冷たくておいしかった。甘露だと思った。冬に飲んだら冷たすぎて体が凍てついた。
氷水など飲むのではなかった。


危険! 落雪事故防止の為…

宿場のいちばん上にある神社に絵馬でも見ようと立ち寄ったら、縄が張ってあって自由に歩けない。
落雪事故防止の為って、木の上から雪が落ちる?


屋根雪に注意

木じゃなくて屋根から雪が滑り落ちてくる! それは怖ろしい。近づくまい。絵馬を見るのもやめよう。
そもそも絵馬掛けありそうにない。12年前はこの先の峠を越えてつぎの宿場をめざしたものだけど、
ちょっとそういう気になれないので宿場の外れで引き返す。


あの階段の先はちょっとな……
Comment (1)
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