修学旅行って意味あるのかな? というのは、奈良にも京都にも修学旅行できたことあるのに、
どこに何があってどういうものか曲がりなりにも理解できるのって、あらためて足を運んでからに
すぎないような気がするから。
興味ないとき見てもムダなんじゃないの?
ぼくなど親に手を引かれて幼い頃から京都や奈良を見て回ったのに、やはり自分で訪ねないと
位置関係からして頭に入らない。東大寺も春日大社も興福寺も薬師寺も唐招提寺も法隆寺も
行ったことあるし、断片的な記憶もあるけど、ものごころつくまで(要するにごく最近まで……)
どこにあるのかさっぱりわからなかった。
あれが東大寺の南大門か
三十路を過ぎて何度も足を運んだから、京都はだいたいわかる。飛鳥や斑鳩も歩き回ったから、
およそ頭に入ってる。奈良は意外とわからない。おととし、遷都1300年といって盛り上っていた
ときは混雑してるだろうと思って寄り付かなかったが、そろそろいいだろう。
というわけで奈良再訪
大仏殿とか、30年ぶりぐらいかも。前回は中学の修学旅行で、その前は小学生時代……かな。
奈良公園のなかに主な見どころが集まっているなんて、大人になって近くを通っても、まったく
気づかなかった。なんだよ、わかりやすいじゃん。
覚えてないなあ……
大仏殿の入口の脇に、びんずるそんじゃの木像があるなんて、ぜんぜん知らないよ。近隣の
諸外国からきた人たちが、なでなでしてる。そこだけ、つやつやしてる。
でっかい……のか?
奈良の大仏、写真を撮っても構わないのは大らかなこと。しかし、もっと大きなのを見たことが
あるような気がする。北京のラマ教寺院のマイトレーヤの立像(ギネスブックに載ってる)は
どもかくとして、千葉の鋸山日本寺の石仏これより大きかったと思う。
大きさがすべてじゃないのはわかっているけど……
1300年前は、すごい技術だったんでしょう。こういうものは海の向こうにもなかったわけだから、
聖武天皇かなり無理したと思う。しかし、あまり美しくないせいか感慨は乏しい。
正倉院でもしばいたろか……と思って、大仏殿の裏に回り込む。正倉院ってここにあったのね。
子供のとき見物したことあるけど、いまどうなってるんだろう?
……こうなっていた!
守衛さんに聞いたら、平成23年から平成26年まで正倉院は修復工事をやっていて、春と秋しか
見学できない。希望者はホームページで応募して、当選すれば春と秋のお彼岸の時期に見学が
できるという話だった。ちなみに、この春の倍率は4倍だったそうなので、地道に応募すれば
当たらないこともないかも。
しょうがないから、二月堂でもしばいたろか……と思って、公園のなかを歩く。ウォーキングの
ついでに旧跡を見る心の余裕があれば、奈良公園は楽しい。
あれが二月堂
福井の若狭神宮寺で「お水送り」した水を、二月堂にある若狭井で「お水取り」する。そんな謎の
行事が、毎年あそこで行われている。一体なにごと?
「お水取り」の松明の燃えさし
観音様に恥ずかしくない行動で、ご自由にお持ち帰り下さい
燃やす前の松明はこんな感じらしい
「お水送り」と「お水取り」の行事は由緒が古く、古すぎて、何のことやら現代人にはさっぱり
わけがわかりません。いかなる呪法をもってして、若狭と奈良で水をやりとりする?
二月堂はなにも答えてくれない
東大寺博物館も見ていく
平成23年10月10日~平成25年1月14日って、ずいぶん長い会期だなあ~! どうなってるの、
これ。トコトコ出てきて公園を歩くと、すぐ奈良国立博物館につく。
坂本コレクション
中国古代青銅器を集めた坂本コレクションは、一見の価値ある。こういうものは、北京に行っても
見ることができない。台湾に青銅器の立派なコレクションがあるけど、台湾に行くのはそれなりに
大変だから、奈良にきたら是非ここだけは見たほうがいいと思う。
大仏より鹿せんべいより先決!
関連記事: 若狭神宮寺
どこに何があってどういうものか曲がりなりにも理解できるのって、あらためて足を運んでからに
すぎないような気がするから。
興味ないとき見てもムダなんじゃないの?
ぼくなど親に手を引かれて幼い頃から京都や奈良を見て回ったのに、やはり自分で訪ねないと
位置関係からして頭に入らない。東大寺も春日大社も興福寺も薬師寺も唐招提寺も法隆寺も
行ったことあるし、断片的な記憶もあるけど、ものごころつくまで(要するにごく最近まで……)
どこにあるのかさっぱりわからなかった。
あれが東大寺の南大門か
三十路を過ぎて何度も足を運んだから、京都はだいたいわかる。飛鳥や斑鳩も歩き回ったから、
およそ頭に入ってる。奈良は意外とわからない。おととし、遷都1300年といって盛り上っていた
ときは混雑してるだろうと思って寄り付かなかったが、そろそろいいだろう。
というわけで奈良再訪
大仏殿とか、30年ぶりぐらいかも。前回は中学の修学旅行で、その前は小学生時代……かな。
奈良公園のなかに主な見どころが集まっているなんて、大人になって近くを通っても、まったく
気づかなかった。なんだよ、わかりやすいじゃん。
覚えてないなあ……
大仏殿の入口の脇に、びんずるそんじゃの木像があるなんて、ぜんぜん知らないよ。近隣の
諸外国からきた人たちが、なでなでしてる。そこだけ、つやつやしてる。
でっかい……のか?
奈良の大仏、写真を撮っても構わないのは大らかなこと。しかし、もっと大きなのを見たことが
あるような気がする。北京のラマ教寺院のマイトレーヤの立像(ギネスブックに載ってる)は
どもかくとして、千葉の鋸山日本寺の石仏これより大きかったと思う。
大きさがすべてじゃないのはわかっているけど……
1300年前は、すごい技術だったんでしょう。こういうものは海の向こうにもなかったわけだから、
聖武天皇かなり無理したと思う。しかし、あまり美しくないせいか感慨は乏しい。
正倉院でもしばいたろか……と思って、大仏殿の裏に回り込む。正倉院ってここにあったのね。
子供のとき見物したことあるけど、いまどうなってるんだろう?
……こうなっていた!
守衛さんに聞いたら、平成23年から平成26年まで正倉院は修復工事をやっていて、春と秋しか
見学できない。希望者はホームページで応募して、当選すれば春と秋のお彼岸の時期に見学が
できるという話だった。ちなみに、この春の倍率は4倍だったそうなので、地道に応募すれば
当たらないこともないかも。
しょうがないから、二月堂でもしばいたろか……と思って、公園のなかを歩く。ウォーキングの
ついでに旧跡を見る心の余裕があれば、奈良公園は楽しい。
あれが二月堂
福井の若狭神宮寺で「お水送り」した水を、二月堂にある若狭井で「お水取り」する。そんな謎の
行事が、毎年あそこで行われている。一体なにごと?
「お水取り」の松明の燃えさし
観音様に恥ずかしくない行動で、ご自由にお持ち帰り下さい
燃やす前の松明はこんな感じらしい
「お水送り」と「お水取り」の行事は由緒が古く、古すぎて、何のことやら現代人にはさっぱり
わけがわかりません。いかなる呪法をもってして、若狭と奈良で水をやりとりする?
二月堂はなにも答えてくれない
東大寺博物館も見ていく
平成23年10月10日~平成25年1月14日って、ずいぶん長い会期だなあ~! どうなってるの、
これ。トコトコ出てきて公園を歩くと、すぐ奈良国立博物館につく。
坂本コレクション
中国古代青銅器を集めた坂本コレクションは、一見の価値ある。こういうものは、北京に行っても
見ることができない。台湾に青銅器の立派なコレクションがあるけど、台湾に行くのはそれなりに
大変だから、奈良にきたら是非ここだけは見たほうがいいと思う。
大仏より鹿せんべいより先決!
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