散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

静岡

2011-10-24 | Weblog
いつも新幹線で通り過ぎてばかりいる静岡で降りて散歩することにした。のぞみは通過するけど、
ひかりは止まる。東京から1時間かそこらで静岡に着く。近いなあ!

駅前の通りをトコトコ歩くと、ほどなく駿府城。たぶん500mぐらい。近いなあ! 城郭の内側に、
県庁の高層ビルが建っている。仰ぎ見ると天守閣みたい。不思議な眺め……。


こいつは弥次さん喜多さんも吃驚だい!

弥次喜多でおなじみの滑稽本「東海道中膝栗毛」を書いた十返舎一九、駿府出身だったのね。
立派な銅像を眺めてたら、トットットットッてランナーが通り過ぎた。

どこへ行っても、お城のまわりを走る人がいる。平和だなあ!


徳川初代将軍の家康が晩年を過ごした城

将軍になる前の4年間と、将軍の位をさっさと秀忠に譲った後の9年間、駿府で江戸と大阪に
にらみを利かせた。そのわりに規模が小さいなと思ったら、いざというときは10kmほど離れた
久能山の山城に立てこもる備えをしていたらしい。用心深いタヌキさん!


鉄砲を防ぐ入り組んだ構えにはなってる

没後すぐ、その久能山に遺体を運ばせて「久能山東照宮」に祀らせたんだけど、1年経ったら
遺体が日光に運ばれて「日光東照宮」に祀られた。一体どこまで故人の遺志なのか知らないが、
手間のかかること。


駿府城に立つ家康の像

初夢の「一富士、二鷹、三茄子」というのは、富士が見えて、鷹狩りができて、茄子がおいしい
駿府を家康が愛したことにちなんでいるとか、いないとか。


最後の将軍も駿府で晩年を過ごした

大政奉還後、徳川慶喜が20年ほど住んだ屋敷跡がいまは「浮月楼」という料亭になっていて、
どんなところか見に行ったら結婚披露宴をやっていた。


由来を刻んだ石碑が門の前に立っている

最初の将軍が住んだ城には県庁が建ってるし、最後の将軍が住んだ屋敷では披露宴があるし、
東京よりむしろ静岡のほうが徳川の時代に親しんでいるかも。
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