歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

大楽寺で“お地蔵様と賽の河原”

2008年03月11日 | お寺・神社
昨日の続きです。

お釈迦様と仏舎利塔を後に参道に戻ります。

六体の地蔵菩薩様です。真新しい“まっ赤な帽子?”に“まっ赤な涎掛け?”

釈迦の入滅後、56億7千万年後に“弥勒菩薩”が出現するまで、現世に仏が不在となってしまうため、その間を、地蔵菩薩様が受け持っているそうです。

地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道の六道を、六体のお地蔵様で分担し、お救い下さるそうです。

56億7千万年とは、かなり中途半端です。いっそのこと四捨五入して60億年でいいように思うのですが、何かきっとそれなりの理由があるのでしょう。

それにしても、56億7千万年の間、“弥勒菩薩”が出現するまで、お地蔵様が頑張るのです。ご苦労様です。


“子供関係”も受け持っているからでしょうか、ヤクルトがお供えしてあります。


“賽の河原”です。

子供が親より先に亡くなることは親不孝とされ、極楽には行けず地獄行きになるそうです。

子供の中でも、幼児は“三途の川”にある“賽の河原”にとどまり、親不孝の償いとして一つ一つ小石を積み上げるそうです。

ところがです、積み上げると鬼が来て壊す、そして、又、積み上げる、また鬼が来て壊す、この無限にくり返される責め苦を受けるそうです。

その無限の責め苦から、お地蔵様が現れ救ってくれるそうです。極楽浄土へ連れっていってくれるのでしょうか?

それにしても、最近の老人は長生きです。成長期は粗食に耐え、高齢期は医療制度により健康を維持しています。

それに引き替え、若者は成長期に「危険な食品」をたらふく食べ、高齢期になる頃は、医療制度も年金制度も、親の世代よりもかなり低下している可能性大です。

格差の拡大、貧困化、医療年金制度の崩壊。親よりも、子供が先に逝ってしまうケースが増えそうです。

今の若者は、現世でも地獄?、来世でも地獄? お地蔵様の出番がかなり増えそうです。


今日は、諸般の都合によりここまでとします。


まだ、大楽寺は続きます。



それでは、また明日。



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