歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

水海道は“勘違い?”の“武道館”でした!

2008年03月04日 | 水海道の風景
久しぶりの“水海道シリーズ”です。

それでもって、“武道館”を目指し、宝町サンロードの“ブラジルレストラン”の先を右に曲がり、少し行った先の右側に、それ“らしき建物”がありました。

武道館にはあまり期待はしていなかったのですが、その僅かな期待さえも、見事に裏切られたのです。

どうも、奥の突き当たりに見えるのが、“まちかど歴史博物館”の“武道館”らしいのです。


左手に建つ“勤労青少年ホーム”あたりからピアノの音が聞こえてきました。それとなく中の様子を窺いながら、前を通り過ぎたのですが、それらしき光景は見えませんでした。


その“らしき建物”に近づいて見ると、単なる昔の“雨天体操場”といった趣です。

体操場ですから、特にこれと云って“凝った造り”でもなく、唯の実用一点張りの、面白くも、可笑しくも無い建物です。


これが歴史的に、それなりの価値がある建造物と云われても、「はぁ~。そう何んですか・・・・・・」と答えて、その後は、長~い、長~い、沈黙が続く、そんな建物でした。

兎に角、傍らに立っている「案内板」に眼をやりました。


凝った造りの「建物の写真」が載っているのです。これが、武道館なの?と、思い、写真と目の前の建物を、何度も何度も見比べました。

玄関の凝った造りは何処へ行ってしまったの? もしかしてと思い、裏に回って見たのですが何もありません。


玄関部分を除いて、建物全体の雰囲気はそれとなく写真と“似て見えた”のです。

改めて、解説文を見ると、真ん中あたりに「玄関部を改築」の文字が眼に入りました。


なるほど!そう云う事か!改築したんだ!改築!、それで違うんだ!と、外観の違いを、ひとり納得したのです。

それにしても、玄関部分を取ってしまったら、この建物はほとんどと云っていいくらい、何の変哲もない唯の古い木造建築です。

折角、ここまで来たのですから、兎に角、じっくり眺めて、何か元を取らなくてはと、辺りを見回しました。

こちらにも、もう一つ「案内板」がありました。


良く読んで見ると、この地には、昭和に建てられた「武道館」と、大正に建てられた「本館」があり、本館は水戸の「県立歴史博物館」に移築された事が判明しました。

先ほどの、「高札風案内板」の写真は、移築された「本館」だったのです。武道館の前に立っているので、てっきり写真は武道館と思い込んでしまったのです。

あの高札は、あくまで、ここに、このような建物が、昔あった事を示す為のものだったのです。それにしても、ちょっと紛らわしいです。

「普通に読めば判る事だ!」と、云われれば、それは、そうなのですけど・・・・・・・。

そんなこんなで、見間違い、勘違いの武道館でした。よくよく見れば、写真の本館は二階建て、こちらは一階建てでした。

それで、これが、歴史博物館に展示してある、“旧水海道小学校”の本館建物です。


歴史博物館には5~6年ほど前に行ったことがあります。その時は、館内だけを観て、屋外の展示はまったく観ていませんでした。

今度行った時には、旧水海道小学校の本館、しっかり、じっくり観察して来ようと思っています。


それでは、また明日。



コメント (2)
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