歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

東北白河の「味噌タン麺」と「塩タン麺」

2007年10月23日 | 旅の話し
19日、20日と1泊2日で福島の「岳温泉」に行って来ました。

一週間前には、19日、20日の2日間だけ「天候は曇り」、その前後は「雨」の予報だったのです。

それが、旅行の2~3日前より予報は2日間だけ「雨」で前後は晴れと、完全に逆転してしまったのです。

天候が回復するように、あらゆる神様にお願いしたところ、雨は19日の夜半から20日の夜明けに降り、日中は晴れる「奇跡?」が起きたのです。

旅行前日、18日のブログの最後に、

『お釈迦様、観音様よろしくお願いします。
アラーの神様、モハマド様、キリスト様、皆さん宜しくお願い致します』

と書いた「御利益」があったのかもね? 二人の「日頃の行い」を、神様、仏様が「しっかり」と見ていたのでしょう。

まぁ。冗談はさておき、ホントに天候に恵まれた2日間でした。

当日、東北自動車で先ずは、白河を目指しました。白河到着を12時前後として、昼食に名物「白河ラーメン」を食べるのです。

白河ICを出て、棚倉街道沿いの店をガイドブックを見ながら物色したのですが、結局入ったのは駐車場の空いている店に・・・・・・、満車の店には入れませんからね。


配偶者は、

「ねェ。大丈夫? 空いている店って?」

「本日の“つき”具合により吉とでるか凶と出るか、お楽しみです」

と答えました。

雨の予報でしたが、ここまでは「曇りのち晴れ」なので、今日は「つき」が味方している筈です。



店に入ると、作業着姿の60代のおじさんがビールを飲んでいました。軽トラで店に来たようです。

外観と云い、内装と云い、「鴨汁そば」を注文したくなる佇まい。カウンター席の存在だけが、ラーメン屋の雰囲気を感じさせます。

その時、もしかして? これは? 白河ラーメンのブームに便乗して、日本そば屋から、ラーメン屋に商売変えした店かも? この店に入ったのは運の“尽き”かも? 一瞬、頭を過ぎりました。


メニューを眺め考えたのですが、「魔が差した」のか、何故か、生まれて始めて見る「みそタンめん」の文字に吸い寄せられ、注文してしまいました。配偶者は「ワンタンめん」です。


店の女性に、

「白河の関までは、ここから何分ぐらいかかりますか?」と聞くと、

「そうですね、この先の信号を右折して、道なりに行って15分ぐらいですかね」

そして、カウンターのおじさんに同意を求めると、おじさんは、

「うーん。信号が幾つかあるから、15分ぐらいはかかるよ。白河の関に行っても何にも無いよ、来週には“そば祭り”があるけどね、ホントに何にも無いから」

と、しきりに「何にもない」をくり返すので、

「何も無く、誰も居ない、そのことは判っています。それがイイのです!」

と、キッパリと云ってしまいました。

先ほどから吸っているタバコの煙が気になっていたのと、何も無いの繰り返しが「混じり合い」チョットだけ、カチンときてしまいました。

おじさんは親切のつもりで云ってくれたのでしょう。でも、タバコの煙と臭いが大嫌い、そして、好きなビールを我慢しているのに、車で来てビールを飲む「おっさん」が許せなかったのです。

そうこうしているうちに、注文の品が運ばれてきました。

ワンタンめん。丼の縁に寄りかかる「海苔」が少し気取っています。いつの頃からか、こんなスタイルが流行、東北の地にも辿り着いたようです。


みそタンめん。タン麺は「塩味」で有るが故に「タン麺」なのです。やはり、寒い北国においては、「塩味」は寒いのです。


それでも、店主としてはメニューの一画にタン麺を加えたかったので、敢えて、「みそタンめん」なる、ヘンテコなメニューを考案したのでしょう。

今、これを書きながら、改めてメーニューを眺めて気が付きました。左から、ビール、コーラ、ジュース、大盛りの隣に、何と!「塩タンめん」が有るでわないですか!

「みそタンめん」の隣にあるべき「塩タンめん」、この距離感に店主の複雑な思いを改めて感じる次第であります。

それで、肝心の味の方なのですが、全体の評価としては・・・・・・、それは、それなりに、それなりの味がしました。やはり、日本そば屋から「鞍替え」した影を感じました。

但し、麺は太めの「縮れ麺」で歯ごたえが良く、確かに手打ちの麺で合格でした。


今日は、この辺でお終いです。


次回は、白河の関に向かいます。


それでは、また明日。 



コメント
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