クルマにSki、買い物、旅行と雑多の記録
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近所のディーラーからのDMでSLSに試乗出来ることを知り、来週のフェアに予約を入れていたのですが

「クルマが届いたので今日にでも試乗出来ますよ」との電話をもらい

若干予定があったのをキャンセルして駆けつけました。

クルマへの興味が薄れてきた最近では、SLSくらいの非現実的なクルマじゃないとワクワクしません

真夏並みというより真夏以上?の日射しの中だと、黒いボディは写真に撮り難いです

内装は真っ赤でオーソドックスな黒赤コンビの配色です、デザインもクラシカルで特に奇をてらった感じではありません。

コンソール周辺はアルミでしたが、お金次第で(カーボンにするとか)どうにでもなるらしいです。

リアのトランクの内装も赤いのかと思ったら、意外に地味で容量も狭そうです

 

高くて広いサイドシルを、よっこらしょとまたいで座ると

ガルウイングドアはこんな感じに見えます

ちょっと手を伸ばす感じになりますが、何とか自分で閉めることは可能でした。

ボクはスニーカーでしたが、革靴やヒールだとサイドシルに傷を付けずに乗るのは大変そうです。

ドライバーズシートにスマートに座るには、かなりの努力が必要かもしれません(余計なお世話ですが

ドアノブはロック、アンロックで出たり引っ込んだりするそうです

エンジンスタートで、ニードルスイープでは無く、本当に一回レーシングします。

これはAMGの63に共通の儀式のようですね。

63のエンジン音は鈴鹿で聞いて以来、かなりグッと来ていたのですが

SLSも期待に違わずの音色でした。

ターンシグナルの間の四角のマスはシフトアップインジケーターらしく

マニュアルモード時に左から順に黄色からオレンジ、赤に変わってシフトアップを促します。

360kmのスピードメーターは街乗りでは、何か針が動いているな程度の動きですし

オンボードのkm/h表示も字が小さくて、慣れないと何キロで走ってるのか分からない感じでした。

コンソールの後ろの(カッコいい)アルミの蓋を開けるとキーシリンダーが付いているのですが

何のためかは不明でした

クルマが来たばかりだったので、担当氏も分からないことが多いようでした。

ちなみにシートバックに荷物が置けるスペースは、ほとんどありません。

長いボンネットを開けると

 

 まさにフロントミッドシップと言った感じのレイアウトです

V8エンジンの前後長と同じくらいのスペースを補機類が占めています。

この感じ、エンジンは全く違うのですがFD3Sに似てるような気がします。

立駐は絶対無理なガルウイングドアですが、隣の車とのパーキングスペースは思ったより気にしなくてもいい感じがしました。

まあ、このクルマにぴったり幅寄せして停める輩もそうそういないでしょうが

 SLS、スーパーカーと思って試乗したのですが、ちょっと肩すかしをくらった感じでした。

ミッションは7速のデュアルクラッチらしいのですが、マニュアルモードでのシフトダウンでタイムラグを感じることが多々有りました。

たまたまオートハザードが点く場面に遭遇し問題無く止まったのですが、あまり硬質なタッチのブレーキでは無かったです(自分ではポルシェっぽいのを想像していたのですが)

まあブレーキも、お金次第で何とでもなるようですから、ベースグレードはこんなものなのかもしれません。

リアタイヤがドライバーのすぐ後ろにあるというレイアウトから(自分ではFDのような)お尻を支点にした動きをするのかなと思っていたのですが、それほどの鋭さは…

このクルマ、迫力のエンジンサウンドとガルウイングドアというギミックに尽きるような感じですが、それはそれでイイかも。

ドイツ車なので、ステアリング握ってアドレナリンが出るって感じでは無いのは仕方ないのですが

価格帯が近いガヤルドの方が、ちょっとした街乗りでもスーパーカーっぽい感じに頬が緩んでしまいますし、R8のV8(MT)や911の方がスポーツカーらしさを感じることが出来る気がします。

まあ、この手のクルマの試乗ってワーゲングループばかりなので、ボクの基準がかなり偏っていると思いますから聞き流してください。

 

同じ63でも、最新のターボ付きE63にも乗せてもらいました

かなり調整が利くシートなのですが、今イチポジションが決まらず

それでも5,5LのV8は、ターボの加給を全く感じさせずに快音をあげます。

あっという間にレブリミットまで吹け上がるので、ますますNAっぽい感じ

インパネにBITURBOのロゴが無ければ気付かないかもしれません。

これもシフトはマニュアルモードにしてサスセッティングも変えてみましたが、高速を真っすぐ走るクルマという感じでした。

唯一、ボンネットのスリーポインテッドスターがあると、こんなにもフロントの見切りがイイのかと(SLSの後ということもあり)

ベンツマークは伊達に付いていないと感心しました。

もれなくアイドリングストップも付いて来ます。

自分の(勝手に)抱いていたAMGのイメージとかけ離れて行く感じなので

(調子に乗って)C63にも乗せてもらいました。

C63と言えば、その昔某所で試乗中に人をはねたという、いわく付きのクルマ

元々他の63よりデチューンされているNAエンジンですが、パフォーマンスパッケージと言う30PSアップの487PSです。

着座位置は高いものの、シートは今日乗った3車の中ではドンピシャ、SLSよりタイトな感じで好感がもてます。

E63からすぐに乗り換えだったので、ターボによる加給が、いかに上手にパワーをアシストしているかが分かりました。

一般道では、とりまわしやすいサイズで好感が持てますが、これもマニュアルモードのシフトダウンでタイムラグを感じます。

AMGは、どれも立派なパドルが付いているので、どうしても操作をしたくなりますが、おそらくモードをS+にしてクルマに任せるのが正解なのではないでしょうか。

V8エンジンの派手なブリッピングを期待していたのですが、もっと大人のクルマなのでしょう。

初めて乗ったベンツAMGシリーズの結論として、大排気量マルチシリンダー好きなボクとしては、やっぱり63のエンジンはイイってことでした。

何と言ってもアメリカンっぽいドロドロな音なのにその実、振動も少なく、吹け上がりは軽やかで、大排気量を感じさせません。

今後主流になると思われるターボ付きでも、自然な感じでパワーが出ているのでこれも又、甲乙つけがたい感じです。

今までベンツは乗らず嫌いだったのですが、63のエンジンはです。

 

 

 



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