雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

和紙の箱を撫でつつ捨つる色褪せぬよこの箱もまたお菓子の思ひ出

2013-06-08 12:12:00 | Weblog


  だいぶ片付いてきた。


 荷物の中からいくつもいくつも和洋菓子のからばこが出てくる。

 金銀の箔押しだったり、きれいな花模様の缶だったり、そうした綺麗な箱は、みんな頂き物なのだけれども、我ながらよくも、と思うくらい、その中に入っていたお菓子のことを覚えている。


 文箱や、整理箱に使って、隅々がすこし劣化してしまったけれど、まだどれもきれいだ。


 それでも、思い切って捨てる。



 昔の和紙の箱のほうが、いまどきの簡易包装よりしっかりしていて、それとも(たぶん)特別な贈答用なのかもしれない上等の紙箱。

 ちょっと残念。

 断捨離、というスゴイ響きの言葉をよく聞くけれど、まあ、そんなりっぱな気持ちではないけれど、要るものと要らないものを、できるだけすっきりと分けて、新居を整えて。



 住み心地のよい空間をつくってゆく楽しさと忙しさで、日々が過ぎる。





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