昔の手紙、写真を整理して。
私くらいの年齢になると、同世代の友人たちの数人はこの世を去っている。その一人からの手紙を読み返し、青春時代から中年まで親しかった彼女が、もうこの世にいないということが、嘘のような気持ちになった。直筆の手紙の力は大きい。
枕草子や源氏物語にも、故人の筆跡を見て偲びなつかしむ、というくだりが何箇所もある。
今秋の新米は、山梨の武川米をいただいている。当たり前だが、千葉県の米とは風味が違う。なるほど、その土地の味がする。武川米は館山では買えないので、ここだけの風味を、毎日楽しんだ。
館山名物長狭米と、甲州武川米を食べ比べてみたいと思う。はっきりした違いは、米粒の粘りではないかと思う。炊き方にもよるけれど、長狭米より武川米は噛んだ時の感じが、さっぱりしている。
どちらも美味しい。私はごはんが大好き。
天の恵みに感謝。