今日いちばんうれしかったこと。
友人の沙羅さんことsaramancaさん、彼女のブログで、わたしの紹介を丁寧にしてくださいました。
彼女もまた、ミクシイで知り合った、女性。まだ直接お会いしたことがない。
いにしへ、「音に聞く恋」という恋愛スタイルがありました。
見たことのないひとを、噂に聞いて恋をする。そこから文のやりとりがはじまり……という悠長な恋愛。
現代みたいにすばやくことが運びません。
でも、男女の仲でなくても、〈音に聞く〉沙羅さんは、才色兼備のキャリア美人。それを〈ネットアップされた情報によると〉なんて書いたら身もフタもない気がする。
時空を超えて、掲示板の世界でいただいた友愛も、たいせつなもの。
彼女の紹介文に「ボッティチェルリ云々」とお言いなのがうれしかった。
いちにち、リナシメントの画工のイメージが心に揺れていました。
なにか詠えないか、と浮き沈みしながら。
春はまだ先のことですが、プリマヴェーラの画像の記憶から。
サンドロ描く、憂いをたたえた美女は、プルーストの『失われた時を求めて』のヒロイン、オデット・ド・クレシーの容貌にたとえられてもいました。
高級娼婦オデットは白鳥のイメージでもあり、そこからギリシア神話のレダへもつながってゆく。
イメージは制限されない。逸脱しながら奔放に時空を超える。
ネットみたいに、ネット以上に。
歌はヴィーナスの誕生とプリマヴェーラを紡ぎあわせて。
華麗な沙羅さんのブログはhttp://tokifuru.blog.ocn.ne.jp/nitinitikorekoujitsu/
こちらを御覧ください。
身内びいきの誉めあひと思ひたまふな、ゆめ。
うれしきものから、我が身の片帆なる、いと恥づかし