市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

はらはらと時の水滴きらめきぬ硝子透かして愛昇る また

2008-01-08 23:45:53 | Weblog
さあっと雨が降り、すぐに止んでしまいました。この乾いた季節に雪にならない潤いは思いがけずやさしく、窓ごしに眺める街のたたずまいも。こころのどこかにしまってあるあたたかな想いが、窓をつたう水滴のように、しずかに流れはじめる……そんな情感を歌ってみたのです。
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たまゆらに銀の韻(ひび)きをなつかしむ冬の雨降る擦り硝子のなか

2008-01-08 23:04:58 | Weblog
 
 透明感のある言葉、というならびで歌ってみました。ひとつひとつの言葉にはそれじたいのちからときまりがあり、それに素直に身をゆだねると、定型のなかで歌が生まれてくるのかもしれない、と感じます。
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