プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★どこかヘン!「野菜の規格外品人気」

2009-08-20 09:16:43 | 日記・エッセイ・コラム

 最近、野菜の規格外品が人気急増しているという。少々、形が悪くても、新鮮で安く、味が変わらないとなれば、消費者にとって、歓迎すべき現象かも知れない。

 だが、どうして規格品という概念が誕生したのかを考えると、喜んでばかりはいられない。流通業者が箱詰めや輸送の効率化のために、形を整えた方が便利だから規格統一を目論んだにせよ、形の良い物を好む消費者性向にも問題がある。

 食料品を買う時、「なぜ、外国のように”量り売り”をしないのか?」と、いつも疑問に思う。外国の露天市場やマーケットでは、野菜でも果物でも殆ど量り売りだ。日本では、傷がつかないようにと、貴重品扱いする「いちご」や「桃」類でも、山積みにして売っている。

 独居老人や老夫婦だけの世帯では、パック詰めでは多過ぎて不便でさえある。子供が多い家庭でも、必要量を買う方が合理的のはず。規格外品を大量に安く売るのも結構だが、過剰包装や捨てる文化から脱却し、必要な分だけを買い求めるという、ごく当たり前の消費文化に戻って欲しいと願っている。


★総選挙公示日に思うこと

2009-08-18 09:32:46 | 日記・エッセイ・コラム

 「政権交代」vs「責任力」と喧伝される第45回衆院選挙は、今日、公示日を迎えた。

 各政党のマニフェストに対する評価が、いろんな団体で実施された。ようやく、選挙公約として体を成してきたかのようだが、どこも「ば・ら・ま・き」合戦の様相を呈し、党首討論でも財源論が飛び交っている。

 ついては、有権者は、「財源をどうする?」などと寝ぼけた心配をしないことだ。前回の選挙で圧勝した政権が、4年間で150兆円近くの赤字を増大させても、この国はびくともしないでいる。それどころか、麻生政権は、「2011年度プライマリーバランス・”ゼロ”」の骨太の方針まで反故にし、経済成長さえすれば、赤字が取り戻せるとの幻想にしがみついている。

 かくなるうえは、有権者が為すべきことはただ一つ。自らの立場で、どうして欲しいかを見極めて、必ず、投票することだ。結果がどう出ようと納得するしかない。それが民主主義の大原則のはず。特に、若年層には、「投票率が、高齢者の半分」位しかない現実を冷静に見つめてほしい。「権利=義務」を放棄しておいて、批判するのは愚者でしかない。


★まさか「真坂」の異常気象!

2009-08-13 09:09:31 | 日記・エッセイ・コラム

 「地震かみなり火事おやじ」が、こわいものの象徴だった時代は、おやじの権威失墜でついえ去った。が、地震・雷・火事はまだまだ健在だ。大雨に台風も加わって、自然災害に見舞われている日本列島だが、異常気象として片付けるには、余りにも痛ましい。

 「備えあれば憂いなし」と思っていても、なかなか実行に移せない。耐震強度は、大工のお墨付きだし、台風や洪水も無縁だと信じ込んでいる。本当は、この「まさか」の思い込みが一番怖いのに、我が家の自衛策は感心できない。

 さて、熱帯夜で睡眠不足のまま、今朝、スロージョグに出た。予報では、降水確率10%だったのに、走り始めて10分ほど経った頃、雨が降り出した。雨脚が強くなっても、雨女は、さすがに走り馴れていて、どんどん差が開きだした。雨宿りして帰宅したら、妻はすでに着替えを済ませて、朝食の準備をしていた。

 「雨女」と口にする勇気はないが、ブログは一切覗かないので、安心して陰口を叩いてストレス解消を図っている。私の不在時に、パソコンの前に座っていることは無いと、これまた、危険な「まさか」にかけている。まさか「真坂」の平穏なお盆である。


★決まり事と決めごと

2009-08-10 10:39:19 | 日記・エッセイ・コラム

 しまい込んだ除湿機を、もう一度引っ張り出したくなるような空模様が続いている。

 これからが夏本番と思いきや、立秋(7日)を過ぎ、季語の上では既に「残暑」となった。実感を伴わない季語だが、世の中には古くからの言い回しや決まりごとがある。国際的なルールや慣行も無視できない。

 先日、オーストラリアへ送った際のトラブルを思い出し、再度、検疫について調べ直した。「卵パック、あるいは果物、野菜、肉類・肉加工品に使われた木箱やダンボールに物を入れて送らない」とある。これらの梱包材料は検疫上のリスクが高いからで、基本的に入国の際に持ち込めない物と同じだ。

 検疫検査局の解説に、「お茶は可」の記述を見つけた。私のケースにあてはめると、「送っても良いのに、送る箱には使えない」ことになる??色んなサイトを調べたが、入れ物に関する詳述は見当たらなかった。「決めごと」ではなく、予見を加味した「決まりごと」で運用されたのでは、不信が募るばかりだ。


★郵便会社のサービス品質:後編

2009-08-08 09:02:44 | 日記・エッセイ・コラム

 郵便局に出向いて、不合格荷物を受取り、近所の営業所(旧特定郵便局)に立ち寄った。事情を説明して、ゆうパックの箱を買い、その場で荷を詰め替えた。中身を確認させたいとの意地もあったが、帰宅して、もう一度足を運ぶことの方がもっと面倒臭かった。

 顔見知りの担当者が、「同じ所に何度も送ることがあるんですか?」と、訊いた。「年に数回程度だけど」と答えると、「ラベル印刷のサービス」を利用しないかという。差出人と受取人の住所・氏名を送り状に印字して届けるので、送る時には、品名欄だけ記入すれば良いという。

 今まで、中央郵便局を何度も使ったが、そのようなサービスは初耳だった。業務量が多いところでは、はやく捌くことに熱心で、お客への配慮が希薄になりがちだ。イレギュラー処理に慣れているとの思い込みを反省した。

 大都市と地方では、社会構造と環境条件が全く異なるにも関わらず、「官より民」を金科玉条のように叫ぶ為政者の愚かさを垣間見た思いだった。