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時悠人chosan流処世術

★ブランド狂想曲(前編):マグロ

2018-01-05 08:48:23 | 日記・エッセイ・コラム
 毎年、年初の話題となる築地市場のマグロの初競り。6年連続で最高値を付けた「すしざんまい」が、築地市場最後の年で競り負けた。

 ご祝儀相場とはいえ、2013年に1億5,540万円の高値を付けたとき、社長のおごりを感じた。その後、金沢の近江町市場近くに出店した時、必ず、つぶれると直感した。

 東京と金沢では、マーケット・サイズが違いすぎるうえ、10万人あたりのすし店数で全国上位の北陸(石川2位、福井4位、富山6位)に殴り込みをかける余地はなく、早々と店じまいに追い込まれた。

 さて、大間産のマグロに対する思い入れは、ブランド感だけで、品質・味では対岸の竜飛も負けない。
以前、両方の現地で食べてみて、私には味の違いが分からなかった。

 四方を海に囲まれた日本では、全国各地でうまい魚が獲れ、その土地で旬の物を食べるのが一番。反対側から観ると、ブランド志向の愚かさに気付かされる。


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