プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★相互誤解(番外編):無言

2022-06-04 08:17:20 | 日記・エッセイ・コラム
 時々、泣いて駄々をこねる幼子に、「ママにちゃんと分かるように言いなさい!」とか、「泣いてばかりいたんじゃ分からないでしょ!」と怒る母親を見かけると、眉を顰める。

 母親なりの怒る理由があるのだろうが、はた目から見ると、いじめに似て、恥ずかしくないのかと感じることがある。

 自分の意思を、大人並みに言葉で表現できない幼子は、泣くことで意思表示するしか手段がない。

 欲しいものをせがんでいるのか、疲れておんぶして欲しいのか、のどが渇いて水が欲しいのか、虫に刺されて痛いのか等々、泣くには泣くわけがある。

 自分の思うようにならないからで、それを、ちゃんと説明しろと言う方が無理難題だ。

 「ぐったりしてる」と言って、子供を病院に担ぎ込む母親のニュースに接するたびに、虐待に対する「無言の抗議」なのだと、心が痛む。

 しばらく休止します。