wikipediaによると、ロートルとは、日本のスポーツ界で、「役立たず」といった否定的ニュアンスで使われていたが、ベテラン選手の活躍で、最近、あまり使用しなくなったとか。自嘲・卑下的な表現と理解していたが、中国語で、「老頭児」と書き、親しみを込めた表現だそうだ。
68歳の「ロートル・ランナー」のこだわりは、「10㎞1時間、ハーフ2時間20分」だ。目標だから願望に近いが、自分自身を納得させる目安でもある。
さて、今年もまた、東京マラソンの抽選にもれたが、大都市でのマラソン大会が次々に誕生している。そうなると、日本人の常で、ランニングに関するハウ・ツー本やグッズ類等の関連ビジネスが活気を呈す。
健康志向とマラソン・ブームは歓迎するが、ロートルの経験則でひと言。ハウ・ツー本を参考にするのは良いが、鵜呑みは危険だ。一人ひとりの体型が異なる以上、走り方が違うのが当然で、私のように体に欠陥を持つ者には害毒でしかない。自分に合った走り方で楽しみたい。