ウイグル自治区のトマト収穫労働から始まり、イタリア、北米、アフリカと各地の現実。こんなにも、すごいとは思わなかった。
トマト缶が食べられなくなるほどの衝撃。
新自由主義の具体例が、ここにある。
---------- 目次 緑字は千恵子メモ -----------------
中国最大のトマト加工会社 軍隊企業なんだよ
「中国産」のトマトペースト 世界を席巻してる
伝説化されたアメリカの加工トマト産業 なるほどね
濃縮トマト輸出トップの会社
イタリアの巨大トマト加工メーカーのジレンマ
中国産トマトも「イタリア産」に おっとびっくり欧州って農業の規制厳しいと思いきや
ファシズム政権の政策の象徴、トマト缶
トマト加工工場の奇妙な光景
中国の加工トマト産業の暴走―始まりと発展、強制労働 子どもや囚人を使うって
ハインツの経営合理化とその影響 歴史を知るほどに新自由主義の恐ろしさも格別
加工トマト業界トップ企業、驚異の生産力
消費者に見えない「原産国」
天津のトマト缶工場の秘密
トマト31パーセントに添加物69パーセントのトマト缶 にせもののほうが多いってこと
農薬入りのトマトか、添加物入りのトマト缶か 究極の選択の怖さ
アフリカを席巻した中国産トマト 怒りなくして読めないぞ
「アグロマフィア」の象徴、南イタリア産トマト缶 そうなんだよね マフィアの国
イタリアの労働者の違法な搾取 まさにゲットー
酸化トマト「ブラックインク」をよみがえらせる最新研究 むちゃくちゃや
1943年、ベルリン。宣伝相ゲッペルスが無しと言っても、6000人が「見えないもの」(本作の題名)いたんだと。
子どもが親を密告するヒトラー時代に、6000人だよ。
その後、実際に生き延びた4人の証言を挟み、当時を再現した映画。
16歳から20歳で潜伏したユダヤ人たちのサバイバル物語。
はらはらどきどき、サスペンス物でもある。よく作った、拍手。
きれいな姐さんが8人。わあお。
王の宝石商、宝石商の王とか言われる(ふん!)偉そうな「カルティエ」の3キロもある!?首飾りを盗むんだもんね。
メトロポリタン美術館で、ファッションショー。じゃなかった晩餐会?
ちんけな男どもを虚仮にする、シスターフッド。あっぱれ。
企画者の役をやってたサンドラ・ブロック、ひさしぶりに見たら快演。うれしい。
ソダーバーグ監督は、今回は裏方。製作をやってる。
(彼の初作品セックスと嘘とビデオテープは全然わからなくて辛かったのに、隣で見てた平井くんは大感動してた1989年、その後は大化けしたねえ)
うーむ、これは行かねば。---- 以下 転載
「死刑執行に抗議し、オウム事件についてもう一度考える」
■発言予定者 (8/7時点 予定)
第1部
森達也さん(真相究明の会の活動と死刑執行について)
野田正彰さん(松本元死刑囚に面会し意見書を提出した精神科医)×二木啓孝さん(ジャーナリスト)
河野義行さん(松本サリン事件被害者)×浅野健一さん(ジャーナリスト)
第2部(順不同。概ね発言順)
下村健一さん(ジャーナリスト/白鴎大学客員教授)
茂木健一郎さん(脳科学者)
金平茂紀さん(TVジャーナリスト)
鈴木邦男さん(一水会元顧問)
山本直樹さん(マンガ家)
坂上香さん(ドキュメンタリー映画監督)
雨宮処凛さん(作家) 他、現在交渉中です
「常磐の木 金子文子と朴烈の愛」 キム・ビョラ 同時代社
題名の「常磐の木」は、文子が好きだった木。
韓国の女性作家が描いた愛の物語。ありがとう。
地震からあとの頁は、涙が止まらなくなる。
216頁、文子が裕仁の特赦状を破る場面は圧巻。上司に叱責された刑務所長は、記者に嘘っぱち天皇制美談を語ったと。
----------- 目次 ------------------
未熟な告白
どこにもいない子ども
つらい愛
虐待
傷ついた悲しい民族
空の下最も重いもの
不逞鮮人
ある暗い夜の野良犬のように
俺は犬ころだ
不穏な巣
虚無が虚無に
ただ反逆するということ
足元の亀裂
地震
指先がかすめるほどの距離
最後の口づけ
裁判
恩赦そして陰謀
名もなき小草
十九回目の夏が過ぎて
毎月の映画会。こんどは「密偵」だ。
日本統治時代の1920年代を背景に、独立運動団体「義烈団(ウィヨルダン)」と 彼らを追う日本警察との攻防をスリル満点に描いた究極の秘密諜報サスペンス巨編。
この秘密結社。「菊とギロチン」の青年たちが爆弾を入手しようとして騙されたときの...団体だね(微笑)。--- 以下 転載
東京スプリング 映画/ディスカッション「密偵 」 "the age of shadows"
日時:2018.8.19(SUN) open 3:00 start 3:30
場所:新宿Cafe★Lavanderia ( MAP | facebook )

「密偵」は20年代朝鮮の 義烈団対ソン・ガンホなり
2020年猛火の、じゃなかった猛夏のオリンピック。
ほんとかよと思ったら、アスファルトを新製品にしますとか企業フレンドリーBUT意味なし対策で決行しようとしてる。地獄への道。
鵜飼哲のミニパンフが最良だと思うが、いかんせん書店にない。そーゆー点で角川新書、ほめてあげよう。ぱちぱち。
-------- 目次 緑字 赤字は 千恵子メモ ------------------
はじめに 酷暑下で展開される未曾有の「やりがい搾取」
第1章 10万人以上のボランティアをタダで使役
無償ボランティアの根拠は何か
なりふり構わぬ学徒動員計画
驚愕の「中高生枠」
薬剤師も無償で調達で大騒ぎに
高齢者は募集対象外?
半世紀以上前に否定されていた夏季開催
19年ラグビーWCまでも無償ボランティアで
長野五輪のボランティア
第2章 史上空前の商業イベント
商業化は84年のロサンゼルス五輪から 63 1業種に1社制 へー、そんなんあったんだ 52 商業化はロス五輪から うん それ覚えてる ぜんぜんオリンピックじゃない気配になった
IOCと五輪貴族を支えるスポンサーシステム
一業種1社の原則を捨てた東京五輪
組織委の不明朗な体質
パブリックビューイングを開けない「スポンサーファースト」 83 壮行会もできない PVうんぬん詐欺師の手口か?
第3章 ボランティアの定義と相容れない東京五輪
そもそも「タダ」という意味ではない
五輪運営費の内訳に対する疑念
巨額のスポンサー料をなぜ開示しないのか
第4章 東京五輪、搾取の構造
無償ボランティアがオリンピック貴族に貢ぐ構図 118 年収200万の貧民が、平均給与1200万の電通社員の奴隷になるってか? ボーナス別計算ね
「やりがいPR」で再び炎上
無償ボランティアになるためにカネを払う? 126 感動詐欺!やりがい詐欺!!
さまざまな有償ボランティア
第5章 なぜやりがい搾取が報道されないのか
「全国紙全紙が五輪スポンサー」の異常
組織委の「核心的利益」を追及しないメディア
メディアの東京五輪報道は原発プロパガンダと同根である
電通を批判できないメディア
第6章 問題を伝え続けること
5万人がリツイートした無償ボランティア批判
大学で講義をしてみると
終章 21世紀の「インパール作戦」 やめてくれ夏の東京インパール オリンピックで死人が出るぞ
東京五輪とインパール作戦の相似性
外国人観光客の熱中症で病院はパニックに
組織委はボランティア全員を有償とせよ
「大東建託の内幕〝アパート経営商法〟の闇を追う」 三宅勝久 同時代社
週刊金曜日で概略の記事を仄聞してたが、まっこと、すさまじい。
自殺者がんがん、詐欺&殺人未遂だけれど新聞に出ない会社名、労組つくれば弾圧むりくり。
社訓。やまほどあるが「数字が人格」、それって金のこと。
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第1部 使い捨てられる社員たち
第1章 藤枝支店自死事件
第2章 会長の報酬は二・六億円 労災認定も責任とらず
第3章 欠陥建築の尻ぬぐいで過労死寸前
第4章 転落したトップセールスマン
第5章 埼玉支店 不正で大量解雇も隠蔽
第2部 家主の夢と現実
第6章 近隣住民を憤慨させた工事強行未遂 よく調べたね 拍手の数々
第7章 退去費用ゼロで「退去せよ」の非常識 抗議して良かったね
第8章 銀行融資一億円を宙に浮かせたままで建築強行
第9章 強引に家賃下げられた家主が不安の声
第10章 だまされた高齢者「二部屋だと思ったら一部屋だった!」
第3部 自壊への道
第11章 労組結成で対抗「二年間契約とれなければ首」の異常 全世界の労組 対応せよ!
第12章 取材に応じたら懲戒処分された!
第13章 八千代支店と赤羽支店で自死が相次いで発生
第14章 松本支店殺人未遂事件 「優秀な」営業マンはなぜ破滅したのか 凄まじすぎるっっ
「何が私をこうさせたか――獄中手記」 金子文子 岩波文庫
30年くらい前に読んだが、新たに山田昭次の解説文がついてるので読む。ありきたりのことしか解説してない。
とはいえ解説414頁の、裕仁の恩赦。減刑状を破り捨てた文子、さすがだ。それに較べて、受け取り拒否した朴は刑務所長の途方にくれた顔を見て受け取ってしまうと。
やっぱりさ、ブレイディみかこに書いてもらえばいいのにと思うが、ねえさん1冊びっしり書く予感がするから来年の楽しみしようっ。
表紙。1931年春秋社版、鉄鎖につながれた女の版画。
仲間に託された手記は、文子の死後5年目に刊行。
で、読み返して激しく感動。状況が煮詰まっているせいか、ひしひしと親近感が湧く。
しょうもない最低の日本人たち。そして男。んー、最後に女友達ができたことに曙光。
とても誠実なひとだ、この著者。
8つのカミングアウト・ストーリーに、それぞれ説明が丁寧についてる。
--------- 目次 緑字は千恵子メモ ----------------
1章 出会う―性を考えるための基礎知識(カミングアウトは、「新しい出会い」;「同性愛は精神病?」―40パーセントが、「わからない」と回答 ほか)
34 シスジェンダー そういうのもあるんだ さすが学者 40 性的指向 なるほど
2章 共有する―カミングアウトする「理由」(異性愛者はカミングアウトしない;異性愛者と誤解されること ほか)
77 職場でのことって、大きいよね わたしは同性愛者ではないが無神経な言い方に何度も不快感を味わった 80 大切なひとの最後に 思わず涙がでた
3章 向き合う―打ち明けられた側の戸惑い(家族ゆえの難しさと大切さ;描いていた未来像とのギャップ ほか)
126 一橋大学アウティング事件 裁判の集会に2回参加したわ
4章 ともに変わる―関係の再構築へ(自他の変化としてのカミングアウト;承認される関係の拡大 ほか)
165 著者自身のストーリー えらいなあ
5章 あなたから世界へ―誰もが生きやすい社会(法や制度はなぜ重要か;外国人の在留資格 ほか)
195 カミングアウト・ストーリー8番め 告白された母さん奮闘す すばらしい
国際通貨基金じゃないよ。中央情報局(CIA)の特殊作戦部Impossible Mission Force
今回は、盗まれた三個のプルトニウムを回収するミッション。さすが米国映画、プルトニウムを手で掴んじゃうんだもんな。
物語とか、あまり関係ないかんじ。なんでパリの街に行くのに、飛行機から飛び降りるのか不明。
ひたすらトムが走る、飛ぶ、バイクやヘリを乗りこなす。夏向き映画。美女三人がでてくる。

シークワーサーが好きだ。初めの沖縄で知っていらいの好物。
でも高い。沖縄のストレート果汁だと、千円もする。
なんと台湾産の400円台のを見つけた。沖縄の湧川商会が販売してるもの。
これは手頃だ。昼は、炭酸割。夜は、焼酎に。
夏ばて予防に、惜しげなく使える。
三上智恵「沖縄スパイ戦史」にて 裏の戦争うかびあがると
なにしろ明治時代の文体。樋口一葉のは、むずかしい。
30年くらい前に金子文子を描いた寂聴本を読んでから、本人のを読んだら「ばっちり」感動した過去があるので、いちおう読んだが、どこが炎凍るのか不明。
貧乏で有名だが、違った面を丹念に追っている。
日本最初の、職病女性作家という点で興味深い。
73 15歳で戸主となる
178 芸術の神。恋、健康、富、家族の団欒などの犠牲を捧げなければ、芸術家としてのキップを渡してくれない。うーん、一般人のわしには遠い。寂聴も芸術家だもんなあ。
瀬戸内いわく「一葉は小説家である前に天性の詩人であり、詩人である前に、ひとりのなまなましい若い女であった」 ふーむ。なんとなくわかった。