千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

「はせがわくんきらいや」

2013年08月26日 | 詠む

「はせがわくんきらいや」いまも鮮烈 森永ミルク遠くなりても

絵本「はせがわくんきらいや」 長谷川集平 すばる書房

言葉と絵が格闘しているかんじ。

田舎育ちで絵本なんて洒落たものは、身近になかった。

二十歳すぎて「はせがわくんきらいや」みて、びっくり。

そして作者の長谷川集平くん自身が砒素ミルク飲んでたので、震える。

1956年。つまり1年あとに生まれた、わたしも際どかった想い。

いや、砒素とか事故だけに留まらない。

障碍を持つひととの関わりを、強く衝く。

芸術とは、そういうものでありたい。

30年経っての邂逅、いまも訴える...この光芒は眩しいほどに。

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