人権と報道連絡会
年に1回だから、32年も続いてるってこと? 以下、転載。
第32回(2016年)シンポ やまゆり園事件と報道検証
人権と報道・連絡会主催の「第32回人権と報道を考えるシンポジウム」は、12月3日(土)午後1時30分から5時まで、東京・水道橋の「スペースたんぽぽ」(千代田区三崎町/ダイナミックビル4階)で開きます。テーマは〈相模原やまゆり園事件をどう考えるか?〉。
7月26日、神奈川県相模原市の障害者施設「やまゆり園」で入所者多数が殺傷された事件は、「死者19人の衝撃」だけではなく、元職員だった被疑者の言動(安楽死と正当化)からも大きな波紋を広げています。
これを「ナチス思想・ヘイトクライム」と批判する声の一方、石原慎太郎氏の「ある意味でわかる」発言など被疑者に理解を示す議論もあります。逮捕報道では、「卑劣」「計画的」などの上滑りな非難や「なぜ措置入院を止めたのか」と保安処分を求める声も報じられました。警察と県の「被害者匿名発表」で報道が制限されたとして「匿名は障害者の人格を抹殺する」と批判する報道・論評もあります。
シンポジウムでは、職員の処遇も含めて障害者施設の現状、「保安処分」や死刑制度、被疑者・被害者報道の問題など、事件の背後にある日本社会の問題を掘り下げたいと思います。
パネリストは、精神科医の野田正彰さん(元関西学院大学教授)、弁護士で監獄人権センター事務局長の海渡雄一さん、人報連絡世話人の浅野健一さん。司会は、人報連の山際永三事務局長です。ぜひご参加ください。