「筋読み」 田村和大 宝島社文庫
2018年の「このミステリーがすごい! 大賞」優秀賞受賞作。大賞だと1200万円も貰えるんだ。でも、ちゃらい作品が多いなあ。やっぱり宝島社だからかしらん。
本作は、著者が弁護士だから読んだ。前にこの賞を取った法坂弁護士に注目したときのような、わくわく感で。なにしろ彼のは4作を読んだもん。
警察小説、DNAが基軸になる。そのほか、コンビニ映像の三次元画像識別、体内に埋めるタグ、DAIS。
でもねえ、おもしろくないの。登場人物に思い入れすることがない。ないないないまま坦々と書かれている。気になる16歳少年が、たんなる駒として扱われているのも納得できない。読んでないひとには、ちんぷんかんだろうけど。
いつも書籍は検索して、書評&個人ブログを調べてリンクを貼ったりするのだけど出てこない。いや、出るけどリンクを張るレベルのものがないので疲れた。
ということで、このひとの作品は読まない。人生、短い。