フォードのカーゴヴァン、車が事務所。無頼の弁護士。パートナーは、元被告。レズビアンの元妻と、たまに息子に面会。
グリシャム、もう十何冊め。いつもは上下巻を読了してから挙げてるが、今回は別々の物語なので上巻を紹介する。
第一部 侮辱
殺人者として裁かれても、両腕や首のタトゥーを隠そうとしない青年。知恵遅れのせいもあって冤罪に巻き込まれる。彼の弁護人をする主人公セバスチャン。警察は密告屋を使うなど卑怯千万。法廷でも起立しない青年。果敢に闘って牢屋に入れられる弁護士。いままでのグリシャムにない展開。挑戦的な小説群。
第二部 ずどん・ずどん部屋
死刑囚が殺され前に入る部屋。死刑大国米国だけに描写は、リアル。もう何時間かで注射される悪党。この死刑囚は弁護士も殺した過去あり。まさに無法者、日本でありえない展開に微笑。
第三部 兵隊気取りの警官たち
銃社会が極まった米国ならでは、だな。家宅捜索に戦車まで繰り出す警察。犬も妻も殺される。そして最後に、うるっ。希望は、あるか。