「刑事事実認定の理想と現実」 木谷 明 法律文化社
いまこの本を読んでいる。木谷明さんは、しっかりした判決で有名な裁判官だったかた。
『刑事裁判の心―事実認定適正化の方策』(法律文化社,2004年)、『事実認定の適正化―続・刑事裁判の心』(法律文化社,2005年)に続く、3冊めの本だ。
1冊めと2冊め、同じような題名だ。出版直後に読んだ。3冊めは、それらより易しいと「はしがき」にあったので、はりきって読むが3分の2しか進んでいない。明日までに読まなくちゃ。
待ったなし! 今こそ可視化の実現を ~ 冤罪はこうして作られる ~
12月 2日 (木) 18:30 ~ 20:30
場 所:弁護士会館2階講堂クレオ 東京都千代田区霞が関1-1-3
【第一部】「こうして冤罪は作られた~冤罪被害者の声」
・ドキュメンタリー『つくられる自白~志布志の悲劇』
・菅家利和さん(足利事件冤罪被害者)
・泉澤 章さん(弁護士/足利事件弁護団)
・桜井昌司さん/杉山卓男さん(布川事件冤罪被害者)
・河津博史さん(弁護士/厚労省元局長事件弁護団)
【第二部】「今こそ取調べの可視化を!」
・江川紹子さん(ジャーナリスト)
・木谷 明さん(法政大学大学院法務研究科教授/元裁判官)
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「刑事事実認定の理想と現実」備忘メモ
刑事裁判官必読の書 「酔酊冤罪 裁かれるべきは誰か」石原悟 現代人文社「同Part2」、「お父さんはやっていない」矢田部孝司 太田出版、「彼女は嘘をついている」小泉智樹 文芸春秋、「甲山事件の作られ方」上野勝 現代人文社 96頁
可視化 決着ついている 123頁
可視化は 一手段 125頁
9夜連続の任意取り調べ 145頁
ダッシュで小菅 147頁
語録 170頁
「この裁判官に対してなら、捜査段階での供述と異なる供述をしても叱らたりすることはない」という信頼感を植えつける努力をすべき 190頁
いじめる兄、事情を調べもしないで叱る母 「自分の少年時代は暗黒であった」木谷少年 202頁
差し戻し審が警察の補充捜査に完全に乗せられてしまったため、事件があらぬ方向に迷走 少年の名誉回復まで8年 213頁
被告人の着席位置 222頁