ようこそ! チエちゃんの昭和めもりーずへ
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私が買い物から帰るなり、ヒロシが聞いてきたんです。
ヒロシ:カメラ、何処にある?
チエ:カメラって?
ヒロシ:ほら、あれだよ。一眼レフのヤツ。
たしか、黒いカメラバッグに入れておいたはずなんだけど・・・
押入れを探したけど、無いんだよ。
チエ:ああ~、アレ。ちゃんと、押入れに入ってるわよ。
ホラ、あった!何するの?
ヒロシ:あれ~、あったのか? やっぱ、おまえが居ないとダメだな。
実はな、おまえが買い物に行ってる間に、買取業者が来たんだよ。
古くてもいいから買い取るってさ。
チエ:あら、いいの? だって、あのカメラ、お義父さんの形見じゃない?
ヒロシ:いいよ。だって、使わないだろ。
チエ:そういう問題じゃないと思うんだけど。
ま、あなたがいいって言うなら、いいけど。
ヒロシ:おまえ、使ってない指輪とかないのか?
そうだ、おれが買ってやったネックレスあるだろ?
チエ:あれは、ダメよ。あなたからのプレゼントじゃない!
こんな会話をしているうちに、買取業者さんが再度やって来ました。
義父の形見のカメラ2台と望遠レンズ、動かないG-SHOCK(腕時計)、私のデザインリング、未使用テレカで12,000円となりました。
まあねえ、将来的にも使わない物をただ捨てるのではなく、換金するのも一つの方法とは思うけど・・・
高価買取と言ってるわりには、高価でもないのよねえ。
なんだか空しい。
写真は、買取業者さんが引き取った品物をスマホで撮影し、携帯プリンターで印刷して置いていったものです。
こうしないと違法になるんでっすって。