著者:若竹千佐子 (河出書房新社) 2017年
図書館にリクエストしていたこの本、半年経ってやっと借りることができました。
それだけの人気本です。
そして、私、それだけ待てる年齢になりました。
これは『老い』をテーマにした小説です。
読んでいると、なんだか解らないけれど、涙が溢れてきます。
これは桃子さんの物語ではありますが、著者若竹さんの物語でもあり、読んでいる私・チエちゃんの物語でもあるし、貴女の物語でもあると思います。
私も、桃子さんのような境地を得ることができるのでしょうか?
ひとつだけ、最近思うことがあります。
それは、子どもの頃や若い頃には『死』がとてつもなく怖かったけれど、今はそうでもないということ。
たぶん、子どもを産み育てたことで、一つの役目を果たしたことがインプットされたからじゃないかと思っています。
それから、父を看取ったことも大きいと思います。
老いの先の死は、生から解放されて楽になるのだと。
昨年、読みました。
パソコンの脇に置いてありました。
桃子さんはまさに私に近い年齢、オリンピックの翌年に結婚しました。
あっ、そういえば、今日は結婚記念日でしたわ。夫婦で忘れていました。
それはさておき、桃子さんは私そのものです。連れあいは老々介護中なれどまだ健在、先行き不安だらけですが、なるようになると覚悟を決めています。
娘には先立たれ、息子とは疎遠。
しかし、死に対する恐怖はありません。
多分、余命告知され、前向きに生きた娘を看取ったからでしょうね。
あちらの世界で娘に会えることを楽しみにしています。
長々と、おかしなコメントになってしまってすみません。
新しい作家さんを教えて頂けると、本当に嬉しいです。
ただ、私は通勤電車の中で読むことが多いので
文庫本になってから、いつも購入しています。
チエちゃんのカテゴリ(本)で
色んな作家さんの作品が紹介されているので
これは是非文庫になったら購入したいなぁと。
宮部みゆきさん、私も大好き!
あと荻原浩さんも愛読しています。笑
※前回のコメントでのお尋ね、正解です!
母は昭和5年生まれです(*^。^*)
そこまで一緒だとは!笑
なんだかちょっと嬉しいですね~♪
わあ!結婚記念日。おめでとうございます。
年老いてふたり支え合うしみじみとした暮らし。
どっちが先に逝くかわからないけれど、その時、桃子さんのようにいろいろ考えちゃうんでしょうね。
そうそう、なるようにしかならないから、がんばっていきましょう!
コメントありがとうございました。
私も、この本、ブロ友さんから教えていただいたんですよ。
広がるブロ友の輪!
私は図書館を覚えてから、借りて読んでます。買ってしまうと積読になってしまうからです。
ポンままさんからも、おススメ教えてください。