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チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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グラン・トリノ

2009年05月18日 | チエの玉手箱
映画「グラン・トリノ」を観てきました。

 このブログでも以前書いたとおり、私はクリント・イーストウッドのファンでしたが、彼の年老いた姿を見るのが厭で、「許されざる者」以降、彼の作品はほとんど観ていませんでした。
 今回見に行こうと思い立ったのは、先月劇場で冒頭の写真「グラン・トリノ」のポスターを見たからで、俳優として最後の作品になるらしいと知ったからでした。

 よかった! 本当に良い作品でした。

 タイトルのグラントリノは、フォード社製1972年型グラントリノのことで、アメリカの栄光に満ちた輝かしい時代を象徴したものと思われます。

 
 朝鮮戦争に出兵経験を持つウォルト・コワルスキー(イーストウッド)は、昔フォード社の工場に勤務していたことに誇りを持っていたが、現在は妻に先立たれ、息子や孫たちとの間にできた深い溝を埋めるすべも知らない偏屈で孤独な老人だった。
 ある日、隣に住むアジア系移民の少年タオが、不良少年たちに脅され、コワルスキーのグラン・トリノを盗みに入る。銃を向けて、タオを追っ払った彼だったが、通りがかりに偶然タオの姉スーの危機を助けたことや、タオが窃盗のことを詫びたことから始まった彼らとの交流は、コワルスキーを癒し、徐々に変えていった・・・


 グラントリノが海辺を疾走していくエンドロールで流れる主題歌が、味のある歌い方で、ものすごくよかったです。
 あの感動は、やはりスクリーンで見るべきですね。

 私は夕陽のガンマンやダーティー・ハリーにこだわっていたのかもしれません。監督としてのイーストウッドに期待したいです。とりあえず、「硫黄島からの手紙」を観ようと思っているところです。

 ちなみに、チエちゃんのお父さんはクリント・イーストウッドと同じ1930年生まれです。

グラントリノ