気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

しじみ

2007-08-04 00:51:08 | きょうの一首
われは蜆しぐるる越後のみづに棲みひよろひよろと鳴く一個のしじみ
(山田富士郎 羚羊譚)

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短歌人会夏季集会で、新潟へ行く。
一日目の夜には、山田富士郎さんと小池さんの対談がある。山田富士郎さんの歌集を読もうと思って、アマゾンに注文したのに、在庫がないとかで手に入らなかった。邑書林の現代短歌100人20首というのが、手元にあるので、それをパラパラと見る。
山田富士郎さんは新潟県生まれで、↑の蜆の歌を見つけた。そんなにひよろひよろとした人なのだろうか。本当のところを確かめて来たい。

越後へと旅立つ朝はエビアンと歌へのおもひを鞄に詰める
(近藤かすみ)