杣田美野里さんのこと

　 私が、礼文町在住で写真家エッセイストなどで有名な、杣田美野里さんの訃報をしったのは１０月始めの北海道新聞の記事だつた。
とても驚き深い悲しみに包まれていた。

　つい先日の朝早くのＮＨＫラジオの深夜放送で、同局が病床にあった杣田さんにインタビューした放送が流れ、それを聞いた方の、感想投稿
が紹介されていた。
私もとてもとても懐かしくなり知り合った頃からの過去を思い出していた。

　札幌出張のさいには、紀伊國屋書店で開かれていた展覧会を見たこともあった。
別々な日ではあったが、妻も見ていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　私の日記に、「しょっっこり、ご夫妻と杣田さんのお母さんとで三人で私所を訪問してくれた」ことを記したことがあった。
２０１５年５月３日の日記だ。
　　　　＜以下の文章だ＞
　北海道礼文島に住む植物写真家でありエッセイストの杣田美野里さん、自然写真家の宮本誠一郎さんご夫妻がこの度出版された
「サロベツ、ベニア天北の花原野」を、夕方ご来訪いただき謹呈頂いた。とても感激した。

　東京都八王子出身の氏は礼文島に移り住んで２２年が経過したという。
杣田美野里さんとは、もう十数年前になるだろうか～。あるパネルデスカッションでパネラーとして同席いただいたことが私が出会った
はじめだった。

　本書は、日本海側サロベツ原野とオホーツク海側のベニア原生花園に咲く花を中心に紹介している圧巻です。
季節ごとに咲き誇る原生花をしょうかいしているのをはじめ、夏休み原野体験マップも紹介されています。この中には、私のぶんちゃんの里
での搾乳体験などの紹介もいただいています。

　この一冊で天北地帯の自然界を知り、足を運んでみたくなります。
私自身、身近な原生にこんなに美しい花があることを知らされました。　妻曰く・・「数冊買ってぶんちゃんの里の目につくところに置いて
置くことが、消費者のみなさんのおもてなしになるね～」と・・。

　夕方の搾乳前の、ご夫妻と杣田さんのお母さんの突然のご来訪に、あわてて記念写真を１枚・・・。
この素晴らしい本が多くの皆さんに読まれ、最北の自然界の素晴らしさを知っていただく一助になることを願わずにはいられなかった。

https://blog.goo.ne.jp/bunchan54/e/19cb9affe0035d0a0b90a3c319aedec0

　改めて、杣田美野里さんのご冥福を心からお祈り致します。
明日（４日）までかと思いますが、札幌の紀伊國屋で杣田さんと日水画、水彩画の３人展が「礼文島の花　かえり花」が開催中とか・・。