ぶんちゃん日記

最北の、何もない静かな山奥「ぶんちゃんの里」のオーナーの交流日記です!

朝と晩

2022-03-13 09:40:02 | Weblog
 朝と晩・・・随分と日中の明るさが長くなった。
これから6月21日の夏至に向けてどんどんと朝の明るさが早まり、晩の暗さがおそくなっていくのだろう。
我が家の朝の稼働開始は1年中、午前4時48分の出勤から始まる。
まだ真っ暗の世界だ。
この冬の間の厳寒の日々、私たちの出勤の朝を出迎えてくれた外灯。
そんな外灯に「おはよう~」との言葉こそ出ないが、感謝している毎朝であり毎晩でもある。

                 

 今の時期、動きはじめて30分くらい過ぎると畜舎の窓から明るさが見えてくる。
何時の時でもそうだが、外の明るさが差し込んでくると、なんとなくワクワク感が出てきて元気になるものだ。
始まっている1日の行動ではあるが、「1日が始まった・・」と言う実感がわいてくる。
搾乳を終え、2人で分担された仕事をテキパキとこなし、午前7時半近くには妻は帰路につく。
妻は朝食の準備に・・・
雑用など済ませ遅れて朝の仕事の全てを終えて帰路。午前8時前後だろうか~。

 そして・・・夕方の牛のお世話に付くのは午後3時過ぎ。
遅くとも4時半には搾乳が始まる。
すっかり陽が長くなり午後5時半になっても明るさが残っている今。
5時半過ぎ、妻は1日の全ての仕事を終え帰路につく。入浴を済ませ夕食の準備にかかる。
「今夜の夕食はなにかなあぁ~」「ビールにしょうか焼酎か・・・それとも・・」なんて脳裏を働かせイメージをふくらませ
私も遅れての午後6時前後に帰路に~~~。
「転ばないように歩けよ!!」とばかりに、うっすらと明るく見える道を外灯が照らしてくれている。
1日の無事の仕事の終わりを安堵したように・・・。

                 

 やがて朝も晩も・・・出勤、帰路の道に外灯は照らさなくなる季節もまもなくやってくる。
そんなことを想像するだけで老いた体にワクワク感も漂う。

 私たちは昨秋、私たちの酪農経営の終焉の時を決めた。
私たちは、1日いちにちが終わると「もうこの年の今日は味わうことの出来ない日だったね~」と心の中でつぶやいているような感じもする。

 
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