道草、より道、まち歩き。

思いつくまま 気の向くまま、街をぶらぶら歩いています。
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ホントにくらしを支えているか?

2010年01月20日 23時42分53秒 | 仕事
Img_32836年生の息子が学校から「くらしを支える税」(発行:札幌地区租税教育推進協議会:札幌中税務署内)という冊子をもらって来た。

・・・あれ? このイラストのタッチ・・・
中の頁に描かれているイラストを見てもどこかで見たことがあるような・・・。
そうだこれは以前一緒に仕事をしていた同僚のものだ。

でも最近はイラストもデザインの仕事もしてないとか言ってたはずだけど。と思いメールをしてみると、「確かに描きました!」って返事が来た。
でもその仕事をしたのはもう10年も前とのこと。

はぁ 道理で昔のタッチのまんまだと思ったら。
それよりそんな前のイラストを今でもそのまま使っているなんて。
私も同じ立場であれば自分の作品がずっと使われることは嬉しいのだけれど、この間この冊子を一体何部印刷したんだ? って考えてしまう。

こういうイラストは一度描いてしまうと、版権は印刷会社や発行元のものになったりして、イラストレーターの手からは離れてしまうので、その後には報酬もなにも発生しない。

この仕事をした当時は分からないけれど、イラストも最近は叩かれ叩かれ安~く描かされて、もうやっていけませ~んってイラストレーターも見てきた。
当初は決まった予算内でやるから仕方なく言い値で描くこともあるけれど、こういった何年も使うような印刷物に使うのであれば、1部につき1円とかの印税みたいなものをいただきたいものだ。

なにせ、この冊子は「税金」の話し。何だかカチーンとくる。
しっかり働いても正当な報酬を受け取れなければ税金だって払えない。
税務署や役所はこういう我々のような下請けの末端で働いているような者が、どういう状況かも考えたこともなく、価格第一で印刷会社に発注させているんだろうなぁ

あ、いやこの仕事が当時どうだったかとは聞いてないので、あくまで一般論のハナシ。
ただ、お客さんには彼女のタッチが喜ばれたというのが、制作者には嬉しいコトです。

コメント (2)
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