「絵画」のような「風景」が「写真」に収まっている。
「画」と「景」と「写」
「静」と「動」と「留」
心情風景と現実の流れと切り取られた断片。
表現と認知と反省。
そのようにも思われなくも無い。
芸術的手段や創造的衝動に人が駆られるのは、そこに自己という客観者の存在を認めたいからではないか。
主観的なものを客観的な方法を用いて、弁証することは、人生の処方箋をつくることに役立つ。
実生活を思い通りに出来る人はいない。
家庭生活しかり。社会生活しかり。生というものの終着しかり。
私達は一切の人為的活動を通して、よりよい生というものを希求するようにできている。
自己の何をどう表現し、そこに何を見出し、どのような反省点に立って、よりよいとおもわれるものを手に入れようとするのか。
それは、自由だ。