南無煩悩大菩薩

今日是好日也

榊。

2008-09-26 | つれづれの風景。

断ち切られた榊が、鍵釘に挿されている。

白き和紙の洗礼が、供物であることを主張する。

神木の赫々(かくかく)としたその調子は、独個なれども強き清浄を帯びている。


私はこれを美しいと思う。

私はこれを潔(いさぎよし)と思う。


人の手になされたものながら、この調和には、数千年の自然(じねん)があるように思える。

この風情は、芸術的インスタレーション、ミニマムアートとしても秀逸ではなかろうか。

やはり伊勢の榊である。

コメント
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