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さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

慢性膵炎の経緯はこちら。重症急性膵炎の闘病記はこちら
過去の入院・検査記録はこちら。お薬の履歴はこちら
膵臓に関する記事は、あくまで素人の作った内容です。
間違いが含まれている可能性はありますので、あくまで自己責任ということで情報を利用してください。

ご意見のある方はayushirokun☆hotmail.comへ、☆を@に変えてメール送信してください。
当ブログのコメントは承認制になっています。

ドン引き

2008年07月14日 22時01分20秒 | 慢性膵炎と日常生活
今日、久々に3年半前に辞めた会社の友達とランチをしてきました。
友達は私が膵炎で、何が食べられないかも把握しています。
だから、ちゃんと私が食べられるお店を選んでくれたから、その点は問題なし。

問題は・・・。
現在の体調の話になって。

「今の痛み止めはモルヒネだ」
というと、ドン引きされました。

先週、別の友達にモルヒネ使っていることを言ったときも、めっちゃ驚かれたのよね。
彼女はお父さんをガンで亡くしていただけに、モルヒネ=末期ガン=意識朦朧と繋がるようで。

モルヒネ飲んでも、意識は正常(笑)だし、眠気も全く来ないわけですが。
世間ではまだまだヤクの認知度は低い。

うーむ・・・。
もっとヤクの認知度をあげねばならんなあ。
麻酔科のドクターに言わせたら
「モルヒネに依存性や中毒性ががあるというのは誤解です」
らしいし。

でも。
先週の外来で殿に
「今はモルヒネ飲んでるんだよね」
と言われたのですが、その口ぶりがどうもイマイチ・・・というか、飲まない方がいいんだけど、みたいなニュアンスで。

うーん、主治医もドン引き違う違う

ヤクが私の日常に染まりきらないうちに抜け出す努力が必要かしら

検査代金を計算!

2008年07月13日 14時30分41秒 | 慢性膵炎と日常生活
ねこみみさまの検査代金とどこが違うのだろう?と思って、ちょっと保険点数を調べてみました。

私の先日の採血で行った検査は以下の通りです。

血液学検査
末梢血液一般22点、末梢血液像18点、HbA1c50点。合計90点
※末梢血液一般・・・WBC、RBC、Hgb、Hct、MCV、MCH、MCHC、PLT
※末梢血液像・・・Bas、Eos、NE、Lym、Mo、Ne数、Lym数


生化学検査(1)
TP、アルブミン、A/G、TTT、ZTT、T-bil、Dーbil、GOT、GPT、ALP、LDH、ch-E、γ-GTP、UN、CRTN、UA、T-cho、TG、Na、Cl、K、Ca、グルコース、CPK、Amyで24項目。
(NaとClは2つで1つと数えます)
10項目以上同じ点数となり129点です。

生化学検査(2)
CEA、CA19-9の2項目で230点。

免疫学検査
CRP定量16点の1項目。

これにそれぞれの検査に対する診断料が月に1回取られます。
つまり、月に2度目以降の採血は診断料が取られなくなるためぐっと安くなります。
血液学検査判断料125点、生化学検査(1)判断料144点、生化学検査(2)判断料144点、免疫学検査判断料144点

これに、検体検査管理加算というものが取られます。
検体検査管理加算(1)を算定されたとすると40点です。

リパーゼも検査されていますが、生(1)に含まれるため金額は発生しません。
これらを合計すると1062点。1点10円ですから10620円。これが総医療費となります。
個人負担は3割なので、3186円。

おかしいっ、私が払ったのは3279円だ。点数にしたら1093点。
保険点数にして31点の謎が解けません。
エラスターゼ1が検査されたとしたら60点プラスになるから違うし、検体検査加算(2)だとしたらこれまた100点なので60点プラスになってしまう。

うーん、うーん、わからんぞ。
包括診療で含まれるものがあるのかな。
詳しい人教えてください。(笑)
項目を拾い漏れという基本的ミスをおかしている可能性も勿論あります。

追記
あみちゃんの指摘により外来迅速検体検査加算5点が抜けていることが判明しました。
また、血液凝固検査(RDW)も抜けていることが判明。
採血の手技料は同じ日に点滴をしているので算定できないように思います。
また、外来診療料にHbA1cは包括される・・・?
この疑問はすっきりさせたいので、後日レセプトの開示請求をしてみます。

再追記
調べているとどうやら外来診察料の中に末梢血液一般、末梢血液像も包括されるっぽい。
これにHbA1cもいれると100点出てきます。
また、採血の手技料は取れるみたいな感じ。
保険点数は奥が深いですわん

宝塚星組「スカーレットピンパーネル」を見てきました

2008年07月12日 21時23分02秒 | 宝塚
約半年ぶりに宝塚まで行ってきました。
久々の宝塚は作品に恵まれ、舞台は豪華で華やか、主演コンビは実力派でとても見応えのある公演でした。
楽しかった~。
今から30年ぐらい前に「紅はこべ」というタイトルで上演しただけあって、題材が宝塚にぴったり!
(さすがに当時はまだヅカファンではない

また「Never Say Goodbye」の時にもはまった、ワイルドホーン作曲の曲がイイ!
そして、何より今時の宝塚では珍しく主演トリオの歌が全員安心して聞くことが出来る!(爆)
ミュージカルというのは、歌えてナンボなのですよね、本来は。
いやいや、歌えなくても他でカバーできればそれでいいのが宝塚ですけど。(笑)

1回では見きれないところがあったので、もう1回みたい!けど暑いからちょっと無理かしら。
行けなかったら、CDだけでも買おうかなーなんて思ってます。

パーサーのとうこちゃん(安蘭けい)。
今日はアドリブのところで「夏服とちゃうわ」と関西弁が出て、素のとうこちゃんが覗くご愛敬もありましたが、イギリズ人らしいユーモアたっぷりなところとスカーレットピンパーネルにかける情熱と、化けたベルギー人グラパンと余裕たっぷりに演じわけて見事でした。
歌唱力のすばらしさは言うまでもなく。
イギリス紳士の扮装に、ウタコさんの二都物語でのチャールズ=ダーネィを思い出しました。←ふるっ(笑)

マルグリットのあすかちゃん。(遠野あすか)
さすが女優娘役!
純粋な宝塚の娘役には難しいと思われる難役を見事に演じたのはさすがです。

ショーブランのレオンくん。(柚希礼音)
敵役が似合いますねー。
敵役のために生まれてきたのか!?って感じ。
そして「ダンスの人」というイメージだったのに、ここまで歌えるとは。
押し出しも十分で、スターの貫禄もバッチリ。
いつのまにやら、立派な二番手さん。

あとは、アルマンの和くんが相変わらず綺麗でした。
星組にきて、押し出しの強さをだいぶ覚えてきたのかな。

お話そのものはわかりやすい勧善懲悪ものなので、後味もすっきり。
宝塚が初めての人にも安心してお勧めのできる作品なのではないでしょうか。
いかにも宝塚な豪華さもあるし、これは見なきゃ損です。

「コードブルー」第2話

2008年07月11日 13時48分49秒 | たわごと
「コード・ブルー」第2話見ました~。

おもしろーい。
山Pかっこいいー。
でも、ワタクシの場合「役に惚れる」ことが多いので、山Pが好きというわけではなく、藍沢をやってる山Pが好きなだけだと思われる。
というのも。
このブログを読んで頂いている方には予測がつくように、ワタクシ、白衣フェチでございます。
お医者さん大好き。

昨日は母と見ていたのですが、ドラマにつっこむ母のコメントが面白かったです。

救急患者が次々運ばれるシーンに。
「お医者さんも大変やわなあ。これだけ緊張感もってせなあかんのやから。神経休まるヒマないわ。」

おばあちゃんが藍沢の処置ミス?で心肺停止になったシーンに。
「もうエエ年なんやからええやん。これも寿命や。」

藍沢くんが責められているシーンに。
「お医者さんも失敗せな上達せえへんわな。そんなに責めんでも」

あのー、お母様。
これはドラマですから。(爆)

でも、私も一つ。
りょう演じる三井先生が緋山に
「いちいち聞かないで自分で考える」
みたいなことを言ってたシーン。

同じことを殿が電話で言っていたのを聞いたことがあります。
「何でもかんでもいちいち僕に聞いてこないで、他の先生に聞くなり、自分で考えてやって」
と。
リアリティーありましたわん。

殿に拝謁

2008年07月10日 21時13分47秒 | 慢性膵炎の通院
好調が続いていたのに、この暑さにやられたのか?それとも何かのばちがあたったのか!?、日曜日ぐらいから吐き気が続いていたので、朝から病院に行ってきました。
本当は来週診察日だったので我慢したかったけど、吐き気どめもないので我慢は無理かと判断。

今日は主治医の診察日です。
予約外で行ったら、5分と待たないうちに顔なじみの看護師さんがやってきて
「どうされました?」
吐き気が強いことを伝えると、すぐに中待合室に入るように言われました。

たった5分待ちで診察
相変わらずVIP

と思ったら。

診察の前に、採血とフサン&維持液の1リットル点滴を指示されました。
せんせっ、顔ぐらい見せてくれてもええやん~

殿への拝謁は順序を守らなくてはいけないわけですね。
はいはいっ。
てなワケで、おとなしく武士は処置室へ参りました。

点滴は4時間コース。
朝はかなりきつかった吐き気も点滴している間に治まってきました。
良かった良かった。
点滴後診察室へ。

採血結果は以下のとおり。

白血球  2600(基準値3100~9200)
ヘマトクリット 31.8(基準値34.4~44)
アミラーゼ 154(基準値37~120)
中性脂肪 45(基準値50~150)

アミラーゼは大したことないけど、白血球が少ない。
「腹痛の時には白血球が下がる」不思議な現象が今回も現れました。

触診されたら右上腹部(=膵頭部のあたり)がすごく痛かった。
うーん。自覚的な痛みはさほどではないけど、やはり膵臓くんが疲れているのかなあ。

前回の薬疹事件で、GWあけの時の薬疹の犯人もノバミンであろうことがわかったので、

「犯人わかったね~。じゃあ、あの薬を復活させよう」
と、主治医はルボックスの復活を決定。
入院中に眠くて眠くて仕方のなかった薬です。
これで、当分眠り決定

しゃべりすぎ膵炎にはルボックスを。
殿の辞書にはそう書いてあるようです。(笑)

他に、胃酸抑制剤であるパリエットと吐き気止めとしてナウゼリンドライシロップが処方されました。

本日の会計。
今回も腫瘍マーカーの検査をされていたため高かった。

従って。
外来診察料 210円
検査 3279円
注射 795円
処方せん料 204円
で、合計4490円でした。

医療費は高くつきまする。 


脂質表一覧

2008年07月09日 12時23分37秒 | 膵炎の食事
食品の脂質表です。
すべて100g中の脂質量となっています。

膵炎患者は1食10g程度が基本ですので、次にあげるもので20gを越えているようなものは口にしないか、ほんの少量にすべきでしょう。

あじ(焼き) 5.0g
あなご(蒸し) 9.3g
うなぎ(かば焼き) 21.0g
かれい(焼き) 1.2g
紅さけ(焼き) 6.0g
さば(焼き) 17.1g
さわら(焼き) 10.8g
さんま(焼き) 20.6g
まだい(焼き 13.6g
たらこ(焼き) 6.1g
辛子明太子  3.3g
ひらめ  2.0g
かずのこ 3.0g
イクラ 15.6g

甲殻類は概ね低脂質(2g以下)です。
ただし、消化はあまりよくないとされています。

牛肉(サーロイン) 47.5g
牛肉(ヒレ) 15.0g
牛肉(ばら) 50.0g
牛肉(もも赤身) 10.7g

豚肉(もも赤身) 5.3g 
豚肉(ばら) 34.6g
豚肉(かた赤身)3.5g
豚肉(ヒレ) 1.7g

鶏肉(ささみ) 1.3g
鶏肉(むね皮なし) 1.5g
鶏肉(もも) 14.0g

タマゴ 10.0g
ナチュラルチーズ 25.0g
カッテージチーズ 4.5g
プロセスチーズ 26.0g
アイスクリーム(高脂肪) 12.0g
ソフトクリーム 5.6g
シャーベット 1.0g

カステラ 4.6g
かしわもち 0.4g
ういろう 0.2g
今川焼き 1.1g
あんまん 5.8g
ようかん 0.2g
かりんとう 20.6g
あんぱん 5.3g
ジャムパン 5.8g
クリームパン 10.9g
シュークリーム 13.6g
スポンジケーキ 5.6g
ショートケーキ 14.0g
デニッシュペストリー 20.7g
アップルパイ 17.1g
バターケーキ 25.6g
ホットケーキ 5.5g
ワッフル(カスタード) 8.8g
プリン 5.0g
ババロア 12.8g
ビスケット 10.0g
チョコレート 34.0g

あずき 0.6g
えんどう 1.0g
大豆 9.0g
きなこ 23.4g
絹こし豆腐 3.0g
豆乳 2.0g
湯葉 13.7g


2016年4月追記

8年も前の記事なのですが、未だにアクセス数が多いため
追記させていただきます。

膵炎では脂質をカットするようにいわれますが
脂質の量だけカットすればいいものではありません。
私の経験的に、脂質は量ではなく質のほうが重要です。
消化されやすい脂質は順番に
植物性>卵>魚(白身)>鶏肉>豚肉の赤身>青魚>乳脂肪>牛肉
だと感じます。
膵臓の具合のよくないときには、摂取量制限内であっても、
豚肉、青魚、バターやチーズ、牛肉を避けたほうがいいでしょう。
特に青魚以降のものは膵臓に堪える気がします。
鶏肉であればささみや皮なし胸肉、
豚肉ならヒレ肉がおすすめです。

鶏肉は必ず皮を剥いでから使い、
豚肉の脂身は切り落としています。
市販のミンチ肉は何が入っているかわかりませんので
フードプロフェッサー等を使って自分でミンチ肉を作るようにしています。

炒めものに油を使うときは、菜種油かオリーブオイルにしています。
クッキングシートを使えば、油を使わずに焼き物料理が出来ます。
蒸し料理はそのまま食べられるのでおすすめ。
シリコンスチーマーを活用するとレンジチンで楽です。
調理過程の油をカットすると旨みが減りますから
ダシをよく効かせて調理するなどの工夫も必要です。

ただし。
脂質制限をしすぎていると
何故か悪玉コレステロールがあがってしまいます。
貧血になったり、栄養状態(TP低値)が低下してしまうことも。
脂質は必須栄養素ですので、
足りないと膵臓以外に不具合が出ることもあります。
1日30gの脂質制限についても、
どこまで本当なのか、正直わかりません。

膵臓の落ち着いている時には自分の膵臓とよく相談しつつ←ココ大事
良質の脂質を摂っていくべきかもしれません。
現在は、消化剤をしっかり服用したうえで
良質の脂肪を摂取したほうがよい、という考え方もあるようです。
トランス脂肪酸の混じった脂質や酸化した油は一番よくないので
量の多少にかかわらず避けるべきだと思われます。

慢性膵炎と食事療法

2008年07月09日 11時35分02秒 | 膵炎の食事
昨日の記事に関連して、
今日は慢性膵炎で一番重要とされる食事療法について。
慢性膵炎の進行を食い止める最大の方法は
食事療法だと言われています。

難病情報センターの記事にある

禁酒・禁煙
脂っこい食事を控える(1日脂質30g~40g)
満腹まで食べない(腹6分目から8分目にする)
コーヒーをやめる
炭酸飲料・香辛料を控える

といったことは、慢性膵炎であれば知っておられる方が殆どだと思います。
でも、これだけでは具体的によくわかりませんね。
というわけで、もう少しわかりやすいルールをご紹介。

1.高脂肪食を避けて、脂肪分の少ない食品を選ぶ
高脂肪な食品
ステーキ、インスタントラーメン、スナック菓子、ケーキ、パイ、アイスクリーム、青魚、トロ等。
デニッシュ生地のパン、揚げ物、チーズ、チョコレート、クッキー。
マヨネーズやドレッシングの脂質も確認。

脂質の低い食品
鶏のささみ、鶏の胸肉(脂身なし)、豚のヒレ肉、白身魚(カレイ、タラ)等

野菜や果物を1日に400g以上とる
これは脂質の代謝、排泄を促すのにビタミンが欠かせないからです。
また膵炎患者は脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)が不足しがちです。
これらのビタミンは緑黄食野菜に豊富に含まれているため、緑黄色野菜を1日に150g取ることを目標にしましょう。

3.暴飲暴食をやめて、規則正しい生活をする
内臓は日周のリズムに従って動くと無理がかかりません。
ですから、早寝早起きをして1日3食を決まった時間に食べましょう。
膵液は食事をするとその刺激で分泌が高まるため、
膵臓を刺激しないように少量ずつ1日5回ぐらいに分けて食べるのもいいでしょう。
ただし、ダラダラと食べ続けるのはいけません。

4.食事は糖質を中心に、塩分・糖分はほどほどに
三大栄養素のうち、膵臓にもっとも優しい栄養素は糖質です。
糖質は胃での滞留時間がすくないため、
膵臓にも負担が少なくてすむのです。
糖質の中でも、穀類やいも類はビタミンやミネラルも豊富なのでお勧めです。
一方、砂糖はコレステロールの生成を促進したり、
糖尿病の併発を促進するので控えめに。

調理の基本は煮る、蒸す、茹でる。
食事の基本は胃を刺激しないもの。

というのも胃に食べ物が入ると、脳から消化酵素を出せという指令が出て、
膵臓から膵液が分泌されます。
ですから、胃に長く滞留する食材を取ると
それだけ膵臓に負担が掛かるのです。
三大栄養素のうち、一番滞留時間が長いのが脂質、
その次がたんぱく質、短いのが炭水化物です。
たとえばバター。
これはなんと12時間も胃に滞留します。
一方滞留時間の短いモノといえば。
食パン、大根ー2時間、ご飯ー2時間半、3時間ーかぼちゃ、うどん、鶏肉

滞留時間の短いものは、病院の膵臓食で出てくる定番です。
他に入院中に良く出たものとしては
じゃがいも、さといも、ゆりね、キャベツ、青菜のおひたし、
豆腐、麩、白身魚、低脂肪ヨーグルト等がありました。

香辛料や炭酸飲料、熱いモノ、冷たいモノ、アルコール、たばこは
すべて胃を刺激するため、膵液の分泌を促します。
ですから、これらの食材を控えめにすることが
膵炎再発予防に繋がります。
ただし、脂質は三大栄養素の一つでもありますので、
制限しすぎると栄養障害をきたしてしまいます。
主治医の先生と相談し、自分の体調にあった脂質を摂取しましょう。

まだ、食物繊維の多いものも消化に時間がかかります。
たけのこ、レンコン、ごぼう、こんにゃく、豆類(豆の皮が繊維です)、
海草、きのこ類、玄米等。
加工している豆腐食品は問題ありません。
果物も梨・カキ・ぶどう等は繊維が多いのです。
甲殻類(イカ、タコ)や貝類は消化が悪いので、
負担が掛かります。
酸も胃を刺激しますので、
酢の物やかんきつ類にも注意が必要です。
このあたりは様子を見ながら少しずつとるようにしましょう。

食材の相性は人それぞれです。
ダメなものは自分で把握しておきましょう。
推奨食品で具合が悪くなることもあれば、その逆もあります。
例えば、膵炎推奨食の豆腐。
私の場合、トリプシンが上昇してしまいます。
(その理由はこちら「トリプシンインヒビター」

膵炎食ってあれもダメ、これもダメで最初はストレスが掛かります。
でも、慣れてくると脂質カットの方法もわかってきて
モドキ料理でそれなりに楽しめるようになります。

制限の中でも食べる楽しみは忘れたくないですね。
ということで、次の記事に食品の脂質表を列挙します。
一家に一冊、「食品標準成分表」を置いておくのもいいですね。

<2016年4月追記あり>

陰陽五行と食事

2008年07月08日 16時02分05秒 | 慢性膵炎と日常生活
中国四千年の歴史による陰陽五行説。

東洋医学では陰陽論と五行説が基本にあります。
すべてのものは「陰」と「陽」そして五行(=木・火・土・金・水)にわかれており、これらをバランスよく保っている=健康、バランスが崩れる=病気の原因になるという考えです。

わかりやすいところで、男性は陽、女性は陰。
昼は陽、夜は陰。
太陽は陽、月は陰・・・etc。
医学でいうと気は陽、血は陰。
この意味を調べているとややこしいので省略(笑)

五行説では五臓六腑という言葉が有名。
五臓とは、中が詰まった臓器のことで肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓のこと。
六腑とは中が空洞の臓器のことで、大腸・小腸・胆・胃・三焦・膀胱のことを指します。

あれっ!?膵臓がないぞ!?
そうです。
膵臓は死後自己消化を起こしやすく、昔は解剖してもわからなかったために入れて貰えなかったそうな。
その代わりに西洋医学では殆ど相手にされない脾臓が入っているのが面白いですね。

五行に属する色には青・赤・黄・白・黒の五色があります。

この法則に従い、五臓の病気は五色の変化が現れるそう。
肝臓の病気は青く
心臓の病気は赤く
脾臓の病気は黄色く
肺臓の病気は白く
腎臓の病気は黒くなります。
黄色くなるというあたり、膵臓はあえていえば脾臓に入るのかしらん。

また、
肝臓が悪い人は怒りっぽい。
心臓が悪い人は良く笑う。
脾臓の悪い人は思いわずらいやすい。
肺臓の悪い人は悲しみに沈みやすい
腎臓の悪い人は怯えやすいという特徴があるらしい。
ここでも、膵臓は脾臓の悪い人に準ずるっぽいですね。

また、五行に属する味としては、酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味(塩辛い)の5つがあり、
酸っぱいものが好きな人は肝臓を悪くする。
苦いものが好きな人は心臓を悪くする。
甘いものが好きな人は脾臓を悪くする。
辛いものが好きな人は肺臓を悪くする。
塩からいものが好きな人は腎臓を悪くする。
そうです。

病気にならないように、身体をバランスよく保つためには、陰陽論、五行説の両方を満たすようにバランスよく食事を取ることが大事。

陰陽論では相対するものを一緒に取りましょうということになります。
冷たいものを食べる時は身体を温めるものを一緒に取る、体に悪いものを取った時は体にいいものを同時に取ればいいといった具合。

例えば。
トンカツに消化酵素の多いキャベツを一緒に食べる。
冷やし素麺に体を温める効果のある薬味を入れる。
膵マーが脂質の高いものを取った時に大量に消化剤をガブ飲みするのは、陰陽論の応用バージョンかも(笑)

また五行説では酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味(塩辛い)の5つの味と、青、赤、黄、白、黒の5つの色の食材をバランスよく取りましょうということになります。

うーん・・・膵マーになって以来甘いモノを取りすぎている気はします。
脾臓が悪くなっちゃうかしらん。

ヤクの副作用って?

2008年07月06日 11時40分42秒 | 慢性膵炎と日常生活
ヤクの三大副作用は便秘、吐き気、眠気なり。

他には幻覚、呼吸抑制、口渇等があるそう。

しかし、私はもう一つ重大な副作用があると思う。

それは。
金縛り

眠る前にヤクを飲むと特にその傾向が強くなります。
頭が変に覚醒しちゃうのか、それとも身体が中途半端に起きてるのか。
はたまた幻覚の一種なのか。
よくわからないけど、金縛りにあって2時頃に目が覚めるというパターンが多い。
さすがアヘンアルカイド系麻薬幻覚には効果的なのか

ちなみに私のヤクの量は1日20mg/分4
・・・つまり一回分は5mgです。
これが多いのか少ないのかはよくわからない。

昨日もヤクの幻覚か、例に漏れず金縛りにあって1時半に覚醒。
そのまま眠れなくなって1時間ぐらい携帯でネットを見てました。

おかげで今朝はだるだる~。
血圧が80切ってましたわ
そうそう。
血圧計というのは、最近はどこの家庭でもあるでしょうし、病院でも自動血圧計で測定することが増えてきましたが、血圧を正確に測るには
人間の手に勝るものなし
なのです。
だから、機械であまりに低すぎる時は、姉に頼んで手動測定して貰ってます。
手動でしても、「聞こえない」と言われることありますがね。

カバンに必ず入っているもの

2008年07月04日 19時08分50秒 | 慢性膵炎と日常生活
膵マーになって以来、必ずバッグの中に入れて持ち歩いているものがあります。

薬はおそらくどなたでも持ち歩かれているでしょう。
それ以外のもので、です。

一つは健康保険証。
どこで行き倒れても大丈夫なように。
膵マーはいつどこで発作起こすかわかりませんからね。

もう一つは退院時に貰った退院証明書。
万一病院に運びこまれたらそこで病名の証明をするために。

退院証明書をご覧になった方ならわかるでしょうが、これには病院名、主治医名、病名、入院期間が記載されています。

初めての病院で『ヘイ、ドクター。フサン1本』
と言っても、点滴をしてくれるかどうか甚だ疑問ですから
アミラーゼが上がっていても
「炎症反応がないから大丈夫です」
なんて言われて放置されたら困りますもん。

幸いなことに、今まで使ったことはありませんが、備えあれば憂いなしです。
病院名は全国各地どこでも通用しますしね。

勿論。
用意のよいワタクシのクローゼットにはいつでも使えるように入院セットが入っております。