さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

トリプシンインヒビター

2009年09月11日 12時52分53秒 | 慢性膵炎と日常生活
たまには膵ちゃんの話も書こうかしらってことで。
今更ながらの「トリプシンインヒビター」のお話を少し。

トリプシンインヒビターとは・・・
膵臓に存在する消化酵素トリプシンの活性を阻害する物質で、
膵組織の自己消化(急性膵炎)を防止する働きを担っているものです。
急性膵炎では著しく上昇し、アミラーゼより高値が長く続くという特徴があり
重症膵炎、各種炎症性疾患、各種悪性腫瘍マーカーにもなっています。

つまり。
急性膵炎や慢性膵炎急性増悪では
アミラーゼ・トリプシン・リパーゼなどと共に上昇する数値です。
トリプシン上昇時にこれが上がらない遺伝子異常が膵炎の原因として見つかっており、
私の膵炎の原因はこれだと言われています。

詳しくはamylaseさんのトリプシンインヒビターの記事をご参照ください。

さて。
「トリプシンインヒビター」で検索すると、
膵分泌性トリプシンインヒビター(PSTI)ではなく
大豆のトリプシンインヒビターがたくさん引っかかってきます。

生の大豆に含まれているトリプシンインヒビターには
膵臓を肥大させる働きがあります。
これはトリプシンインヒビターが体内に入ると、
膵臓がトリプシンを生成しようと活発に働くからだそう。
でも、同時に膵臓を活発に働かせるので、
糖尿病や癌に対する効果が期待できるらしい。
農林水産省のHP
おっと、素人が調べた内容なので、間違っていたらご容赦を。

このため、大豆は加熱処理をしトリプシンインヒビターを壊してから
摂取するべきであるとされています。
ただ、緩い加熱処理である豆腐や豆乳には数%、
トリプシンインヒビターが残っているそうな。
残存量は木綿豆腐で2.5%、寄せ豆腐で3.4%、
絹ごし豆腐で4.3%、豆乳13.0%、納豆0.7%とのこと。
普通は、この程度であれば摂取には問題ないらしい。
こんなHPもありました)

ただ、PSTIに問題のある私の場合は、豆乳や豆腐は避けたほうがいいのかも。
体感的には、繊維だから避けるようにと言われていた煮豆のほうが、
豆腐や豆乳よりも大丈夫な感じだし。

そういえば、ラコールには大豆油が含まれているのです。
具合の悪い時に飲むと痛くなるのは大豆油のせいもあるのかなあ?

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ひろぽん)
2009-09-11 19:22:12
おいらが入院していた病院では、けっこう食事に豆腐が出ていた記憶があります。

クワバラクワバラ~
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大豆??? (ハナミ)
2009-09-12 09:21:45
最初の入院の時に、発酵食品だからと納豆を
薦められました!
大豆なら高タンパク低カロリーだからと・・・。
なので、最近はまっている抹茶オレにも、豆乳を
使っています。
よかったのだろうか・・・・・??
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豆腐 (あゆ)
2009-09-12 11:17:42
>ひろぽんさん
基本的には豆腐は膵炎推奨食ですよ。
私の病院でもいつも出ています。
本来は豆腐や納豆の残存率は全く問題がないとされています。
でも、豆腐や納豆の取りすぎでトリプシンがになってからは
私は出来るだけ避けるようにしています。
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豆乳 (あゆ)
2009-09-12 11:19:26
>ハナミさん
納豆は挽き割り納豆にすれば問題がないそうですけど
意外に豆腐製品って高脂質ですから
取りすぎには注意が必要ですよね。
納豆1パックには6gぐらい脂質があったはず。
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大豆・・・・ (ハナミ)
2009-09-13 19:15:36
・・・。

”納豆はOK♪”と思いこんでいました...

思い込みはよくないですね(>_<)
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納豆 (あゆ)
2009-09-14 10:31:32
>ハナミさん
私も栄養士の先生には
「納豆はOK」と言われましたよ。
ただ、意外に高脂質なので、注意ですね。(^^)
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