昨日は大学病院の内分泌内科受診日でした。
私にしては随分早起きを頑張って、車にて病院へ。
途中の峠越えで、車に撥ねられたらしきタヌキに遭遇。
しかも二匹も。
ちょうど「タヌキ注意」看板のあったあたりでした。
フサフサした毛がまだ生きているかのようでしたよ。
タヌキちゃん、成仏してね。
通常1時間半ぐらいで到着のはずが、
バイパスで通勤渋滞にひっかかったため、ちょうど2時間掛かり、
9時の予約時間に間に合わないかとヒヤヒヤしました。
なんとかギリギリ、滑り込みセーフ。
診察は30分ぐらいまで始まらなかったので、
結果的にはもう少し遅れても大丈夫でした。
内分泌内科の主治医は総合内科のトップも兼ねておられます。
以前、この大学病院のDr.がドクターGに出演されておられたことがあって、
「私の先生!?」
とワクワクしたけれど、出演は他の方でした。(笑)
優しくて、診断も的確という素晴らしいDr.なので
是非一度ドクターGに出演いただきたいものです。
素敵なDr.ですから、出演なさったらファンが増えそうよ。
今日の診察のポイントは3つ。
1)プロラクチンは殿が定期的に測定してくださっていて、ほぼ基準内。
2)吐き気止めの相談。
3)母のIgG高値と私が疑われているIgG4関連疾患との関係
診察室に入って挨拶をしたらば
「春らしい素敵なお洋服ですね。」
とお褒めの言葉を頂きました。
日頃お付き合いのあるDr.はそういうことを仰るタイプじゃないので
一瞬何の話かと面食らってしまいました。(笑)
それから膵炎とプロラクチン値のご報告。
「膵炎の状態とプロラクチン高値がリンクしているみたいだから、
膵炎を落ち着かせることが大事ですよ。
膵炎が落ち着いていたらホルモン値も落ち着いていると思います。」
とのことでした。
次に2)について。
私は高プロラクチン血症のため、
高プロラクチンの副作用があるプリンぺランやナウゼリンが禁忌になっています。
それで、吐き気がある時にはどうすればいいかという相談でした。
主治医によると、
プロラクチンを上昇させる副作用のある胃薬は、数限りなくあるそう。
その中でも一番作用が強いのが、
プリンペラン。
これはなんと
薬剤性で700という数値になった患者さんがいたそうです。
(基準値は28ぐらいまで)
これには、さすがの主治医も驚いたのだとか。
その次がスルピリド(ドグマチール)、次いでナウゼリン。
そして、ガスター、PPI(パリエット、タケプロンなど)、ムコスタの順番なのだとか。
従って、高プロラクチンの患者さんに嘔気がある場合には
ナウゼリンを1日1回までという制限付きで服用可にされているそうです。
私も吐き気が強い時には飲んでもいいとのことでした。
今まではパリエットを増量して吐き気に対処していたのに
ジェネリックになってしまって云々カンヌンと申し上げたところ。
「こっちでお薬出してあげるよ。欲しいのあったらなんでも言って。」
先生っ、素敵。
こちらの大学病院には厚生局の指導が入っていないのか
先発がたくさん生き残っているみたいです。
暇な病院だから放置されてるの?←おーい。
実際、殿病院に比べると随分暇そうです。
お言葉に甘えて、
パリエット、レンドルミン、ナウゼリンを処方していただきました。
主治医によると、ロキソニンとボルタレンは
ジェネリックが効かないと訴える患者さんが多いそうです。
3)のIgGのお話。
多発性骨髄腫のIgGとIgG4関連疾患のIgGは同じものなのだそうです。
ただし、IgG4関連疾患や多発性骨髄腫に限らず、
IgGをあげる疾患はたくさんあるそう。
シェーグレン症候群や自己免疫性肝炎、肝硬変など。
母との体質的な関連でいえば、
私のFT3やFT4、TgAbとTPOAbは異常なしのため、
母の体質を受け継いでいるとは考えにくいとのこと。
なお、橋本病の項目については、
女性の5人に1人が高値になるものなので
異常値であっても気にしなくてもいいそうな。
「お母さん、心配だね。」
と母の心配までしていただきました。
本当にお優しい。
最後に難病助成について主治医から
「膵炎は入らなかったの?」
とのご質問。
公費は遺伝性膵炎だけなんですよ、と答えたら、
「どっちみち重症度を満たさないと対象外だから、
今の状態だとならないよね。
でも、もし病態が悪くなるようなことがあれば、
IgG4関連疾患からの膵炎ということで
無理やり通せるないかどうか考えてあげるからね。」
と仰ってくださいました。
重症化しないほうがいいに決まっていますし
無理やり通せるかどうかもさておきだけど、(笑)
患者に寄り添ってくださるお気持ちは嬉しいです。
以前に持参したMRIの画像を見なおしつつ
「やっぱりIgG4関連疾患を思わせる腫れ方だよね。」
ともおっしゃってました。
この画像について、消化器の主治医見解では
「ギリギリ異常なし。」
専門によって見方が異なるのでしょうね。
殿が定期的に血液検査をしてくださっているので
次回からは血液検査データを持参すればいいということで
採血検査はなし。
でも、経緯は見ておいたほうがいいでしょうと
次回も一年後の予約になりました。
診察室を出るときには
「気をつけてね。お大事に。」
と最後までお優しいDr.でございました。
本日の診察代:420円。 お薬代:4,640円。
パリエット10mg 1日1回×90日分
ナウゼリンOD 1日2回×30日分
レンドルミンOD 30日分
先発がまぶしいっ。
帰宅後は中間テスト期間中のため、
すぐに家庭教師バイトで、しかも3件連続。
さすがにぐったり疲れました。
でも、これで中間テストは終わりました。
終わったぞーー