さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

慢性膵炎の経緯はこちら。重症急性膵炎の闘病記はこちら
過去の入院・検査記録はこちら。お薬の履歴はこちら
膵臓に関する記事は、あくまで素人の作った内容です。
間違いが含まれている可能性はありますので、あくまで自己責任ということで情報を利用してください。

ご意見のある方はayushirokun☆hotmail.comへ、☆を@に変えてメール送信してください。
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花の道の桜

2022年04月03日 23時42分13秒 | 宝塚
本日の宝塚。
雨女の私のせいか、週間予報から外れて雨となりました。(笑)
でも、桜はちょうど満開。🌸🌸🌸
毎年見ていても、桜を見るとワクワクするのが不思議ですね。
 
 
こちらは2年前に移転オープンした宝塚ホテル。
内装も宝塚らしい可愛らしさでした。

 
ホテルを劇場側から見た写真。
曇天でなかったら、もっと桜が映えるのに。
誰のせいやねん、キミやろ
・・・と自分一人でノリツッコミ。(爆)

宝塚は外灯も可愛らしいです。
 
宝塚歌劇の創始者、小林一三翁の銅像。
松岡修造氏の曽祖父にあたります。
修造さんはあんな感じ(笑)の方ですけど、実は超家柄の良い方です。
聞くところによると、テニスの才能はお兄さんの方があったそうな。
でも、お兄さんの方は実家の仕事を継がなくてはいけないので
テニスは大学卒業時に諦めたようです。
長男は家業を継ぎ、次男はやりたいことをするというのは
昭和の時代、あるある、でしょうか。
でも、結果的にお二人とも別分野で努力して結果を出されていると思います。
 
 
こちらは大劇場と桜。





花の道で桜を堪能し、
大劇場であーさの美を堪能し、
また明日から頑張ろうと思いながら帰ってまいりました。
 
本日の戦利品。
紗を入れてちょこっと。😅
 


次回雪組公演は浅田次郎さんの『蒼穹の昴』が原作らしく
読んでみたいけれど、文庫で4冊か!?とちょっと怯んでます。
時代物なので、多分私の好きな世界観だとは思うのですが。
迷っていずに、さっさと、Amazonでポチしろって話かな。(笑)

宝塚再開

2020年06月16日 23時35分02秒 | 宝塚

宝塚の再開が決定しました。

ばんざーい!!

戦時中以外だと最長の3カ月超の休演期間でした。

長かった・・・。

感染した人の話を間接的に聞いていると

「直接会話する」のがどうやら一番危ないようなので

劇場や映画館は会話さえしなければ問題ないのでは??と考えていました。

タイミングよく、大阪の専門家会議からも同じような結論が出てきたので

これも劇場再開への後押しになったと思います。

東京のほうはまだまだ感染者が多いので再開は遠いかもしれませんし

前後左右1席ずつあけるということで、客は半数しか入れられませんが

スタートしないと次がないので、とにもかくにも良かったです。

今まで二回、再開予定が流れてしまいましたけれども、

今回はボイドタイムも水星逆行も外しての発表なので、

問題なく再開されると思います。

しかし、チケットがほぼ友の会扱いだけで、一人1公演1枚のみ・・・って

チケット取れるんかい!!という別の問題が。

これは、友の会の口数を増やすしかないってやつですかね。

その昔、某KinKiさんのFCに3口入っていたのと同じ。

マスクで使った運を、ここに残しておきたかった。

まだ、私の抽選運は続いていますかね?

お願い、続いていてー。


花組『雪華抄』『金色の砂漠』

2016年11月17日 22時43分21秒 | 宝塚
『雪華抄』
チョンパで始まる幕開きは華やか。
客席から「わー」という声が漏れます。
これぞ、チョンパの醍醐味ですね。
花組さんは「新源氏」を経験しているので、
お化粧は慣れているかと思いきや、
結構な割合で白壁さん・・・。
みりおちゃんは流石の美しさでしたが。
日本物を継承していくという意味でも
各組均一に日本物は適度に入れていったほうがいいですね。。。

プロローグが少々かったるかったので、
原田くん、アンタはショーもイマイチなんか??
と思いかけたら、その後の展開はスピーディーで良かったです。
途中、理事の出ていた場面は眠かったですが。。。
七夕の場面が特に秀逸。
桜咲彩花ちゃんが可愛い!
娘役で唯一かわいいお化粧だったと言っても過言ではないかも。
幻想シーンはとても美しくて、
キキちゃんと仙名彩世ちゃんも良かったけれど
こっちをみりおちゃんで観たかったかも。
民謡を歌い継ぐを中詰めもノリノリで楽しかった。
清姫の悲恋から桜へとつながっていくのもいい流れでしたね。
原田くん、ショー作家に転向する?とちょっと思いましたです。

そして、「金色の砂漠」


女の王女に男の奴隷が付くというそもそも設定に
ツッコミどころはあるかもしれないけれど
これはパラレルだと考えればいいのです。
上田センセが書きたいという、SFの世界にも通じることですね。
そして、その条件さえクリアすれば。
感情をゆすぶられる物語であることに間違いはないです。

若い頃wであれば、「なんて身勝手な王女」と感じたのかもしれないけれど
王女の気持ちもわからないでもないなあ。。。
二人はこうするしかなかったよね。。。
という結論に至りました。
惜しむらくは時間が少々足りなかったかな?
1本立てなら、城から抜け出したところで一幕終了となって
二幕は盗賊たちが歌い踊る場面から始められるだろうに。

「春の雪」は未見なのでわからないのですが
みりおちゃんには『美しいけれど屈折している』役が似合います。
源氏もその括りに入るかな?
欲しいものが手に入らないと悶え苦しむ姿が、魅力になるのですね。

そして、キキちゃんの成長には目を見張りました。
いつの間にやら立派な二番手さん。
人柄がにじみでるような優しさがジャーに生きていましたね。
ジャーとビルマーヤの穏やかな愛があるからこそ
ギイとタルハーミネの破滅的な愛が際立ったのでしょう。

そして、私が気になるユズカレーちゃんは、
美しさは正義です、というお役でした。
あれは、カレーちゃんでないとできませんね。
歌もなんとかゴマかせてたし。。。(笑)

フィナーレのデュエットダンスが大好きです。
あの階段を上がっていくアイデアがいいですね。
しがらみから解き放たれて、自由になった二人の魂が表現されてました。
次回の上田センセは一本立て。
期待できそうですね。

やはり、宝塚は座付き作家があってこそ。
というのを、上田久美子センセが体現してくれてますね。
今後がますます楽しみです。

(ウエダにも色々いるけどね。。。(笑)

宝塚『私立探偵ケイレブハント』『GREATEST HITS!』

2016年10月27日 14時37分56秒 | 宝塚
お芝居は正塚センセーなので、正直期待していなかったのですが
ここ10年では間違いなく一番の出来であり(別箱は除く)
マサツカにしたら大傑作の部類に入るのではないでしょうか。
「マリポーサ」も「ロジェ」も
寝ても寝ても終わらなかったのに、
眠くならないマサツカがあっただなんて!!という驚き。←それでいいのか?(笑)

マサツカ芝居は大劇場の大きさには合わないのですよね。
バウかドラマシティなら楽しめる。
そして、かつての大浦みずきさんや久世星佳さんのような
大人の男を表現出来る男役が最近はいないので
余計に難しくなっているのだろうでしょうね。
「アンダーライン」は彼の最高傑作だとは思いますが
今後、あの世界を演じられる男役、そして娘役が出てくるのかどうか。
でも、出てきてほしいなあ・・・。
水さまととなみちゃんで「アンダーライン」を見たかったのですが。

ケイレブハントは「メランコリックジゴロ」のような軽妙なお芝居でした。
そして、マサツカなのに(←しつこい!(笑))
恋愛モード満載。
ちぎみゆに合わせて書いたってことですよね。
これぞ座付き作家。
昨今は自分のやりたいことを優先させて
役者にあう役を書くことを忘れている演出家が多いので
このあたり、先生方には再考をお願いしたいところ。

ちぎちゃん(早霧せいな)とみゆちゃん(咲妃みゆ)は息ぴったりで
会話のテンポが素晴らしい。
マサツカ芝居にみゆちゃんは合うのかな?と少々危惧していましたが
さすが憑依型女優でしたね。
二人でしか出せない世界を作り上げてました。

そして、私の注目、月城かなとくん。
月組への組替えが決まって最後の雪組の本公演で
良い役をいただきましたね。
ちょっと若さが出てしまっているかなと思う部分もありましたが
健闘していました。
美しさはぴか一なので、優等生的な殻を破れば
素晴らしいスターさんになれそうです。
月組での活躍、期待しております。


宝塚宙組『エリザベート』

2016年08月13日 13時54分58秒 | 宝塚
宙組の「エリザべート」を見てきました。
生&DVDで何十回となく見ている作品で、
多分、全部歌える。。。(巧拙はともかくww)ので
作品に対する感想は今更あるはずもなく、
キャストへの興味のみ。
全般的に手堅いエリザという印象でした。
宙組は初心者にはお勧めしやすい組です。
クセの強い人や耳を疑う人がいないので。(笑)
(過去にはあったけどね。)

まぁくん(朝夏まなと)さんのトートは所々怪しい部分があったけれど
歌えないトートには慣れているので
(歌えないトートのが好きだったなあ・・・麻路トートが今でも一番好き)
十分及第点の歌唱でした。
みりおんとのコンビが安定しているのも強み。
実咲凜音のエリザベートは安心して観ていられたし、
(歌えるエリザ、みどりちゃん以来?)
フランツの真風もびっくりするほど歌が上手になってました。
水さまに似てるのに、なんで?←失礼。
文字通り、「若くてハンサムな皇帝」ではあったけれど、
やっぱりルキーニ役で観たかったなあ。
そして、桜木みなとが美しかったです。
フィナーレでの真風と並んでのダンスが麗しい。
そして、誰よりも美しかったのが、伶美うららのマダムヴォルフ。
皇帝は、マデレーネではなく、マダムを選ぶべきですね。(笑)
うらら様が歌えたらねぇ・・・。
でも、美貌だけの娘役は嫌いじゃないです、私。
(フォローになっているんだか、いないんだか。)

月組『NOBUNAGA』『Forever LOVE!!』

2016年07月13日 14時02分04秒 | 宝塚
昨日は、母、母のお友達&そのお嬢様の4人で
宝塚に出かけてました。
観に行ったのはコレ。

4人の共通点は、共通の知人のお身内が生徒さんということ。
お友達親子さんは宝塚は本当に初めて。
どうだかなあ?と心配していましたが
お二人とも大喜びでいらして安堵いたしました。
初宝塚の感想はその後の観劇意欲に関わるので、
長年のファンからすると、ここは気になるところです。
毎度のことながら、初心者に受けがいいのは、
圧倒的にショーのほうですね。

『NOBUNAGA』は風呂敷広げすぎて、
収集つかなくなったという印象でした。
大野先生がデビューした頃、私は将来に期待していたのですが
どんどんマニアックに自分だけがやりたい世界に突入しているなあと。
同行の方々が「よくわからない」という感想でしたので
「みなさんそういう感想なので大丈夫ですよ。」
と返しておきました。

退団と被せる必要はあったのでしょうけど
最後は海外に漕ぎ出すのではなく、堂々と散ってほしかったなあ。
家臣揃って、全員で謀反!にはドン引きしたし、
ヒロインの帰蝶の扱いもひどいし・・・。
そして、秀吉にしろ、光秀にしろ、
こちらのイメージが出来上がってしまっている役なので
美しいみやるり(美弥るりか)が秀吉を演じる違和感。
そして、時期トップに決まっているたまきちくん(珠城りょう)
あの役の存在意義がよくわからず。

。。。とまあ、芝居は文句ばかりでましたが、
ショーは楽しくて良かったです。
芝居が駄作でもショーが楽しくて救われるのが
宝塚の良さですね。
しかし、藤井大ちゃん、使われすぎ。
ネタも才能も枯渇するのも致し方なしです。
芝居を書くと大駄作だけど、ショーを書くと比較的マシな方々がおられるので
そのあたりに登板していただくわけにはいかないのですかね?

これでサヨナラのまさおくん(龍真咲)はこれでもか!というほど出ずっぱり。
なのに疲れた様子もなく、やつれた様子もなく
笑顔を振りまく姿に、あっぱれ!という気持ちになりました。

たまきちくんはもうちょっと出番多くても良かった気がします。
二番手時代が短いのは、本人とってもファンにとっても不幸なことだと思います。
もっと早く確定してあげたらよかったのに・・・と今更ですが。
ちゃぴちゃんは続投なので、相手役の力を借りて
立派なトップさんになっていただきたいです。

花組『ME AND MY GIRL』

2016年05月27日 22時00分43秒 | 宝塚
この記事は宝塚ファンでないと何が何やら?ですから、
スルー推奨でございます。
私もどこかで感想を言いたいもので。(笑)

ME AND MY GIRL見てまいりました。

当日は真風涼帆さん、ご観劇。
割と近くで拝見することができましたが、
ほんとに水さまそっくり。(笑)
水さまファンから彼女に流れた人は
どれぐらいらっしゃるのでしょうね。

よくよく考えたら、生で見るミーマイは30年ぶり。(爆)
つまり、初演以来です。
ゆりちゃんの時はファンから離れていたし、
あさこちゃんの時は入院中で
どちらも映像でしか見たことがありません。
初演が当て書きのように全員にハマっていたこともあって
映像で見るミーマイはどこか違和感。
でも、舞台は生に限りますから、
生で見ると感想も異なってくることでしょう。

役者としての資質を考えると
キキちゃんはジェラルド、ジョン卿はあきら氏だろうと
Bパターンを選択いたしました。
ただ、私が気になっているユズカレーちゃんは
Bパターンだとパーチェスター。

未沙のえるさんのイメージが強い、
コメディキャラのパーチェスターを
果たしてカレーちゃんがどこまで演じられるのだろう?
と少々(いや、だいぶ)不安だったわけですが、
彼女が演じると完全に路線の役になっていました。
こんな美形な弁護士っているの?はさておき、
これはこれでアリな気がします。
歌もソコソコこなせていたし、
役者としての幅が広がったのではないでしょうかね。
次回は是非、かっこいい男役で見たいです。

順序が逆になりましたが、
みりおちゃんのビル。
お遊びの部分があれこれと愛らしすぎて
ファンの方にはたまらないのではないでしょうか。
育ちのよくないランベス生まれの若者というよりは
貴族のおぼっちゃまがわざと粗野や言動をしている
という風に感じられました。
みりおちゃんの持ち味がノーブルなので、
こうなってしまうのも致しかたなしでしょうか。
でも、それこそ
「血筋がモノを言う」
ビルだったとも言えるかも。
お歌はいつもながら、安心して聞いていられます。
ミュージカルでは、とても大事なポイントです。


花乃まりあのサリー。
彼女比では頑張っていたと思いますが、
いかんせんメイクダウンがひどい。
ちなつのジャッキーが別嬪すぎるのもあって
ヒロインとしての存在感もイマイチ・・・。
うーん。
彼女の最大の問題は体格的にみりおちゃんと並ぶと
ゴツく見えてしまうということですよね。
今更ながら、他に選択肢はなかったのかしら。

上述のように、ちなつジャッキーは美しく華やかで、
歌唱力も含め素晴らしい出来でした。
大きさもゴージャスさに繋がっていたので
あまり気にはならず。
ユズカレーちゃんとのコンビで見たかった気もしました。

仙名彩世ちゃんのマリアは若いのに
品格と落ち着きが醸し出されていて、
こちらも好演でした。
ジョン卿とのコンビもなかなかお似合い。
これだけ出来る娘役さんなので、
ドンドン使ってあげてほしいですね。

最後になりましたが、ジョン卿のあきら氏も
予想どおり渋いおじさまで素敵でした。
番手を無視して、ジェラルドキキちゃん、ジョン卿あきら氏で
単独キャストにして見てみたかったとも思います。

ミーマイはわかりやすくてハッピーなミュージカル。
楽しい気持ちで帰途につきました。

宝塚雪組『るろうに剣心』

2016年03月13日 18時00分13秒 | 宝塚
楽前に滑り込みセーフで見てきました。

印象としては、良くも悪くも小池先生。
私のように原作を知らない人からすれば
何も考えずに楽しめましたが、
そこここに既視感があったのも確か。

良かったのはやはり演出の上手さです。
二次元のマンガをうまい具合に三次元に下ろしてきたなと。
映画で剣心を演じた佐藤健も良かったけど、
よりマンガちっくだったのはチギちゃん(早霧せいな)剣心だったかな。

勿論、チギちゃんのビジュアル力とヅカ離れした運動能力、
そして確かな演技力があっての成功だとは思います。

悪いのはご都合主義に走る脚本。
いっつもツメが甘いねん、小池先生は。
唯一オリジナルキャラの加納惣三郎の役が描き切れてなくて、
だいもん(望海風斗)がちょっと気の毒でした。
あれは、今流行りのストーカーってやつですかね。
加納惣三郎という役は衆道イメージで凝り固まっているもので、
(そういう人多いハズ。)
今更イメージの修正は難しい。
なので、朱音太夫を忘れずにいるという設定からまず違和感。
まだ、剣心に横恋慕してくれたほうが納得できたかも。(爆)
仕方ないので、怪しいフランス被れの別人として見てました。
ただ、ジェラール山下って、
『アポロンの迷宮』でシメさん(紫苑ゆう)が演じたモンテスキュー公爵にそっくり。
(ちなみに25年前。(笑))
と、思ったら小池先生もプログラムに書いてた。(爆)
ついでに原作にもあるとはいえ、阿片窟は
『天使の微笑・悪魔の涙』を思い出しました。
結局、小池先生のパターンはだいたい決まっているという。

と、ウダウダ言ってみましたが、
すべての不満を打ち消すのが四乃森蒼紫のビジュアルです。



月城かなと。
カンペキ、です。
2幕の客席降りでは、私の席の前あたりで
刀を振りかざしてくれるものだから、
気分はアイドルのコンサートでしたよ。
周りもきゃーきゃー、大喜び。
これで、ますますファン増やしましたね。
このタイミングでこの役に当たったのは
運が良かったし、
それをしっかりモノにしたと思います。
今後が楽しみ。

次回は星組公演。
初舞台生に間接的な知り合いがいるので、
その子を見るのが目的です。
さて、ラインダンスで見分けつくかなー。



宝塚花組「新源氏物語」

2015年11月05日 21時00分42秒 | 宝塚
「新源氏物語」を見てきましたー。

あちこちのサイトで感想を拾い読みするたびに
見たい!!感が強まっていたので
まさに、ようやく見れたという感じ。

1981年の初演はさすがに見ていませんが
26年前の再演は見ている私。
・・というか、26年も前だったのが衝撃。
せいぜい、20年前ぐらいかと思ってた。


再演時の光源氏、ウタコさん(=剣幸さん)は演技派で素晴らしいトップさんでしたが
本来、光源氏がはまり役というタイプではなかったと思います。
ただし、当時はまだ柴田先生がお元気で演出もされていたので、
再演なのにアテ書きのような剣源氏として出来上がっていました。
それに、当時の月組は娘役陣が非常に充実していたので
娘役さんの豪華な使われ方にもワクワクしました。
加えて、涼風真世さんの歌唱の素晴らしかったこと。

私の中で、宝塚の新源氏といえば、
まずは主題歌の「恋の曼荼羅」。
幕開きで惟光を演じる涼風さんが歌います。
美声にひたすらうっとり。
なので、幕開きの歌に聞き惚れられるのが、最初のポイント。


夢さまざまの恋を知り
夢粉々に傷ついた
ただひとときは与えられ
やがて間も無く奪われる
恋も命もうたかたの
めぐる月日に埋もれて
恋の曼荼羅 五十四帖
恋の抜け殻 五十四帖

二番から引き続く、羽根千里さんの影ソロもお見事でした。
この素晴らしい歌詞は原作者田辺聖子さんとの合作とのこと。
宝塚ファンでもある田辺聖子さんの思いいれを感じます。

前回の月組の再演理由はよくわからないのですが、
今回の再々演はみりおちゃん(=明日海りお)あっての企画でしょう。
とにかく、ひたすら美しい。
そして、苦悶する姿も似合う。
変な話、たとえ中身のない話だったとしても
源氏が出てくるだけで納得させられるだけの美しさがありました。
源氏ってマザコンだわ(藤壺)、幼女誘拐だわ(紫の上)
兄ちゃんの嫁さん横取りするわ(朧月夜)とツッコミどころ満載なのですが、
それを納得させてしまえるものは「この世のものとは思えない美しさ」。
でしかないのです。

剣源氏は本来は誠実な人柄である源氏が
藤壺を求めるあまりに女性遍歴をするという設定でしたが、
明日海源氏は、根底にあるのが「色好み」で、原作の形に近かったかと。
生田斗真くんの源氏と同じような印象を受けました。
綺麗だから仕方ない、のです。

が、しかし。
演出の改変のひどいこと、ひどいこと。。。
藤壺との逢瀬の場面とか七夕の幻想シーン。
カットされているセリフや演出に限って
「そこが大事なのに!」と思うものばかり。
大野先生の作品自体は嫌いではありませんが
柴田先生の描く恋愛の世界には向かない方ではないでしょうか。
つくづく、柴田先生は偉大な方でした。

花乃まりあの藤壺。
白おばけのようだった・・・。
元は悪くないんだから、化粧をどうしかしてください。
トップ娘役になりたて&日本物不慣れな彼女には、
手も足も出なかった、という印象。
藤壺は見た目も中身も完璧な理想の女性で、
光源氏が追い求めるを納得されるだけの気品が必要とされます。
前回たおやかな藤壺を演じたミミちゃん(=こだま愛)であっても
トップ娘役就任直後であれば演じきるのは難しかったかもしれません。

従って、花乃藤壺では、源氏が恋い焦がれる人には到底見えず。
結果的に源氏というキャラの立ち方まで
変化したような印象を受けました。


前回は涼風さんが二役で演じた惟光と夕霧を
今回は芹香斗亜と鳳月杏でワケワケ。
路線の役が少ないので、そのための苦肉の策でしょうか。
キキちゃん(芹香斗亜)は憎めないキャラの惟光にぴったり。
歌唱力は涼風さんと比べるとどうしても聞き劣りするけれど
よく頑張っていたと思います。
ちなつちゃん(鳳月杏)も誠実な夕霧がお似合い。
柏木との踊りのシーンは好一対で見応えがありました。
役をわけた意味がよくわかりましたね。

そして、そして。
私の大注目の柚香光ちゃんの六条御息所&柏木。
色んな意味でコワい(笑)六条もよかったけれど
(水さんの明石の上を思い出しました。)
やはり男役でこそ光る人ですね。
直情型の柏木がぴったり。
日本物メイクも美しい。
ユズカレーちゃんはシャープな美貌でダンサー。
しかも歌があやしいという、
私のドストライクな男役さん。
今後を楽しみにしております。

外の娘役陣はこれ誰?からスタートしましたが
紫の上の桜咲彩花ちゃんと雲井の雁の城妃美伶ちゃんが可愛かった。

とまあ、あれこれ文句もつけましたが
やはり源氏の雅な世界は大好物です。
動く3D絵巻を演じられるのは宝塚だけですね。
一昔前の私なら、もう一度観に行ってると思います。

帰宅後、源氏熱(笑)に浮かされたまま、26年前のパンフを探したのに、
どういうわけか見つかりませんでした。
パンフは全部置いてるはずなのにおかしいなぁ。。。
今回と前回のセリフの違いとかを確認したかったのですが。
(もはや、ただの源氏マニアw)

ショー「Melodia」も楽しめました。
別に機をてらってはいないけれど、宝塚らしいオーソドックスなショー。
昨今、何をやっているのか理解できないショーも少なくないので
オーソドックスなものがかえって目新しく感じたりしますね。

花組 新源氏物語 メロディア初日

宝塚雪組「星逢一夜」

2015年08月17日 17時00分29秒 | 宝塚
半年ぶりに舞台を見てきましたー。
雪組の「星逢一夜」「ラ・エスペランサ」

ポスターから幻想的で素敵。

初日が開くまではチケットに余裕があったから、
都合と体調を見て適当に行こうかな。
・・・と油断していたらどんどん売れていっちゃった。
見れなかったらどうしようと、ちょっと焦りました。
幕が開いてからチケットが売れるというのは
それだけ評判がいいということです。

号泣すると聞いていたのでタオルを持参しました。
持って行って良かった。
ハンカチじゃ間に合わなかった。

ヒロインが死ぬ話かと想像していたら、そうではなく。
藩主と農民の娘の、立場違いがゆえの悲恋でございました。
生きて別れるほうが、切なくて悲しいものですね。

宝塚の女性演出家に恋愛ものを書かせると???なことが多いのですが
今回大劇場デビューの上田久美子先生は素晴らしかった。
京大卒の才媛だそーで。
さすがに言葉の遣い方を知っていらっしゃる。
(「少しも早く」とか、ないもんな。(爆))
ウエダにも色んなウエダがいるってことですね。
百姓一揆がテーマという、宝塚とはかけ離れた題材でしたが
これが宝塚ファンに絶賛されるというのも時代の流れなのでしょうかね。

トップのチギちゃん(早霧せいな)はとにかく美しい。
そして、お芝居上手。
お歌はかなり怪しいですが・・・私は慣れてるので大丈夫。
というか、水さまに似ていて、シンパシー。
トップの歌が弱くても、相手役と二番手が歌えたら
なんとかなっちゃうものなのですよね。

トップトリオ(早霧・咲妃・望海)のバランスがとても良くて、
これは今後もいい舞台を期待できそう。
かつての水、白羽、彩吹のトリオと似たところもあるような。
ちぎちゃんは相手役、2番手、作品に恵まれるという、
稀有なトップになりましたね。
ちぎちゃんにそれだけの大きさがあるということでもあるのかな。
すっかり立派なトップさんでした。

次回は「るろうに剣心」ということなので
チケット取りを頑張らねば。
ちぎちゃんが夏場のハードな舞台のせいか
げっそり痩せてしまっていて、
トップ時代のヤンさんを彷彿とさせられました。
結局、こういう系統の顔が好きなのよね、私。